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維持は継続性、改善は集中性パート2

みなさんこんにちは。PD Cafe の小川です。
最近は暑い日が続いて夜もまた寝苦しいですね。もうすぐ夏が終わり涼しくなることを強く願います。食欲の秋の前に僕は食べ過ぎてしまい半年で数kg体重が増えました。
減量するのにはやはり集中的に頑張ることが大事だなーと感じている今日この頃。

今日は
「維持は継続性、改善は集中性」というお話をします。

僕は、理学療法士として2015年まで国立精神・神経医療研究センター病院に勤めていました。この病院では、4週間のLSVT BIGや2週間のブラッシュアップ、そして外来で12週間週一回のプログラムなどをやっていました。上司から全ての結果をまとめて報告せよという話があったので同じ検査をしていたので全てまとめました。

これがとっっっっっっっっっっっっっっっっっっても大変で、今ではいい経験になりましたが。それまで数年間ためていたデータをパソコンに入力して統計処理をして。結果を考察して。

その時に全てのデータを比較して思ったことは、
「維持は継続性、改善は集中性」ということ。

4週間と2週間のプログラムは共に入院でした。週5日間みっちり運動をするのだから当然改善が見られます。しかしその後、退院してから4週間やった方は退院後も良くなる人がいました。2週間の方は元に戻る方が多かったです。この違いは、2週間で体が変わり始めもう2週間やると運動が定着するのではないかということ。そして、元に戻りにくいのではと感じています。

週1回12週のプログラムでは、改善はあまり見られなかったものの、現状維持を続けました。進行性の病気であるパーキンソン病において、現状維持も相当凄いことです。

維持は継続性です。週1回30分以上は絶対。出来れば週3日。ストレッチは毎日やること。
改善は集中性です。週3日〜5日の高負荷トレーニングを4週間。可能であれば3ヶ月間行うと運動習慣もついてとっても良いと考えます。

残念なことに、病院を退院してしまうとなかなか運動習慣をつけてやれる方があまりいませんでした。病院にいた時にそれが問題だなーと強く感じました。なので月1回でもいいからみんなで集まって運動するPD Cafeの運動教室を2013年に立ち上げました。

2019年には全国10拠点に広がり、パーキンソン病専門のリハビリジムも作ることが出来ました。しかし、やはり自宅で自主トレをする方はほんのわずかでした。

PD Cafeに来たら運動出来るんだけど。。。家に帰るとねーという方が多くいました。

そこで、2019年頃からオンラインでの運動継続の仕組みを作ることを考えていました。

パーキンソン病専門のリハビリジムでも集中プログラムを2019年からスタートしていました。3人一組で週3日90分行うプログラム。ストレッチ、体幹トレーニング、有酸素運動をみっちりやります。やはり集中的に行うととても良く、終わった時には立って靴下が履けるようになったよーとかすくみ足が少し減ったよーとか、offの時も少しは動けるようになったよなどの感想をもらいました。

この7年間PD Cafeで培った経験と病院時代に経験したことを踏まえても
維持は継続性、改善は集中性というのはブレません。

現在思い描いていることは
PD Cafe Onlineの日々の運動動画配信と定期的なオンライン個別指導とコミュニティでの継続性。そして、集中的なプログラムもオンライン化をすることでの改善を図っていきたいと考えています。

1〜2年に一回は集中的に運動をする。そして継続して運動習慣をつける。これを繰り返していくことで、根治療法が確立されるまで動ける体を作る。
そんなプログラムを作っていきます。

現在、オンラインでの集中グループトレーニングを開発中です。9月にはトライアルを実施していきます。
10月には皆さんにご案内していけるようにしますので楽しみにして下さいねー。

今日は、
維持は継続性、改善は集中性というお話でした。
詳しくはこちらのブログに書いてあるので見て下さいね♫
https://note.com/smilejun/n/n27c1232f0100

ではまた!
PD Cafe
小川順也

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