パーキンソン病歩きのワンポイント重心移動編 第9話
みなさんこんにちは。PD Cafeの理学療法士の小川です。
コロナ前の2019年までは全国各地でパーキンソン病の方の運動教室を開催していました。多い場所だと30名以上集まって運動していました。とっても楽しかったんです。リハビリ合宿でキャンプしたり、山中湖ツアーしたり、音楽コンサートしたり、新年会というなのフェスをしたり、マルシェ開いたりと様々な活動をしていました。現在は、ほぼオンラインでの活動になっていますが、コロナが落ち着いたらまたイベントを開きたいなーと思っています。
2021年5月からはパーキンソン病と診断された方の家族が読んで欲しい運動の話を書いています。その記事をまとめたのはこちらから
今日のテーマは歩きです。
ご家族の方で歩きにくそうだなーと心当たりある方も多いのではないでしょうか。今日は歩きに付いてご説明して、今からお伝えできる運動もご説明します♫
歩きや動作に関してお勧めしているのは自撮りです。客観的に動画で収めておくと後で見返せますし、主治医との診察もスムーズになりますのでお勧めです!
自撮りに関してはこちらの動画で説明しているのでご視聴ください。
歩きは重心移動?
歩きのワンポイントです。今回は重心の移動に関してご説明します。
私たち人間は歩いているときは重心移動の連続です。この重心移動が難しくなると足が前に出しにくくなります。
右足を前に出したいのに右足に体重を掛けたまま右足を前に出せますか?
出来ませんよね。倒れそうになりませんか?そうなんです。出したい足と反対側に体重を寄せないといけません。
なので、まずは左右の足に体重を乗せる練習が良いです。体で無理やり体重を乗せるのではなく骨盤からしっかりと移動しましょう。
動画で詳しく説明しているのでご視聴ください。
重心移動の練習
今回お伝えする練習は3つです。
① 膝立ちになっての重心移動
② 膝立ちから足を一歩前に出す
③ 手を大きく振りながら足を一歩前に出す
の三つです。
立っての重心移動の練習は難しい人には難しいのでまずは膝立ちで行うことをオススメします。こういった練習は難易度を少しずつ上げて成功体験をしていくというのがとても重要です。
いきなり③をやって出来なかった場合には失敗体験になってしまうので、さらに重心移動が難しくなってしまうかもしれません。
なので、①〜③を全て行うのではなく正確に確実に出来るものからやって行きましょう。そして、出来たら最大限褒めて下さい。この褒めることがとても重要です。どうしても家族だと強く当たってしまいがちだと思います。
運動していて出来た時に「すごい!」その一言でやる気が出ます。動きが良くなります。ぜひ褒めるという技もやって下さい♫
① 膝立ちになっての重心移動
② 膝立ちから足を一歩前に出す運動
①手を大きく振りながら足を一歩前に出す運動
以上です!
次回の記事では椅子からの立ち上がりについてご説明して椅子からの立ち上がりに必要な運動をご説明します。
歩きも人それぞれなので、個別相談もしていますのでお気軽にお問い合わせ下さい♫
PD Cafe
小川順也
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