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8月の音楽レク【夏のひんやり麺】

今年の夏はいつまでも猛暑が続きます。
毎回「暑いですね~」の挨拶で始めてしまいます。
そんなことから、今回は「夏のひんやり麺」というテーマです。

全員参加の三択問題を用意しました。
「そうめん」「冷麦」「冷やし中華」どれが一番好きですか?
この3つの麺が参加者から自然と出るように仕向け、薬味や具など想像力を膨らませてから三択に答えてもらうのは言うまでもありません。
つまり、アンケート調査をするのが目的ではなく、全員の発言を引き出すことが目的なのです。

三択問題については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。



麦と兵隊

藤田まさと作詞 大村能章作曲 東海林太郎歌 昭和13年

3つとも小麦からできている麺ということで。
誰もが知っている歌です。
2番の歌詞が泣かせます。

「怪我をした人を置いて行くわけにはいかないもんね」
「この頃は日本はまだ強くて調子が良かった」
「戦争はいやだね」
「支那事変のことだと思います」
など、発言が出ます。


琵琶湖周航の歌 

小口太郎作詞 吉田千秋作曲 加藤登紀子歌 昭和37年

そうめんに注目してみましょう。
そうめんの代表的なものに「三輪」「揖保の糸」がありますが、「三輪」は奈良、「揖保の糸」は兵庫です。
関東から北はソバ、それに対抗して関西から南は小麦なのでしょう。
滋賀県も関西ということで、この歌を。

この歌は京都大学の寮歌として大正6年頃から歌い継がれてきました。それを加藤登紀子が昭和37年にカバーしました。


青葉の笛

大和田健樹作詞 田村虎蔵作曲 明治39年

この歌は神戸の須磨が舞台です。
「女学校で歌いました」と言う方がいました。


支那の夜

西條八十作詞 竹岡信行作曲 渡辺はま子歌 昭和13年

中華そばと言う言葉も最近は無くなってきましたが、中華そばを支那そばとも言いました。
冷やし中華は日本独自の麺です。
中国には冷たくした麺は無いそうです。

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