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10月の音楽レク【神無月・いろいろな神様】

10月は別名「神無月(かんなづき)」と言いますね。
今回は「神無月・いろいろな神様」をテーマにプログラムを作ってみました。

「神無月」の10月は日本全国の神様が出雲大社(おおやしろ)に集まり、会議をする月だそうです。
なので、神様が集まる出雲では「神在月」と言うとのこと。

白板に大きな字で「10月」「神無月」「出雲大社」などと書きますと、参加者はイメージをどんどん膨らませることができます。

神様ってどんなひとたちでしょうか?
日本全国には一体どれくらいの神様がいるのでしょうか?
いろいろな説があり、地方ごとにも違っているようです。
みなさんの住んでいる土地ではどんな風習や言い伝えがあるでしょうか。
とても面白い話しが聞けるかもしれませんよ。

私の現場でも「かまどさま」という楽しい風習のことをお話しした方がいました。
当HP音楽療法の現場からをお読みください。

出雲に行かない神様として恵比寿様がいるそうです。
なのでこの月に恵比寿講が行われるところもあるとか。
そういえば、私の故郷長野では11月(旧暦の神無月)に恵比寿講の花火大会が大々的に行われます。
冬なのに花火大会とは不思議だなあ、と思っていましたが、今頃その謎が解けました。



一番はじめは 

わらべ歌

こちらにいろいろな歌詞がありますので、参考になさってください。

一から順にどこのどんな場所が歌われているか、確認し合いましょう。
詳しい内容はお調べください。

「行ったことある」「へえ」「そうそう」など一瞬にしてこのテーマにひきつけられます。
五に「出雲の大社(おおやしろ)」と出てきますね。
わらべ歌とはいえさすがに正確に歌詞ができているのだなあ、と感心してしまいました。


一かけ二かけ 

わらべ歌

この歌は《一番はじめは》と同じメロディです。
こちらの方がより懐かしい、と思われるようで、歌い出すと皆さんが笑顔になります。
お手玉や鞠つきでやったな、と会話が始まります。

楽譜・歌詞はこちらをご覧ください。


村まつり 

葛原しげる作詞 南能衛作曲 明治45年

『一番はじめは』の六には村の鎮守様がでてきますので、この歌を歌います。
皆さんの町の鎮守様はどこですか?などと聞いてみましょう。

「どんどん ひゃらら」の音は何の音でしょう?
お祭りでは何が楽しみでしたか?
お小遣いいくらもらいました?
夜店では何を買いましたか?
など楽しい話題がありそうです。


大黒様 

石原和三郎作詞 田村虎蔵作曲 明治38年

出雲大社に祭られているのは「大国主命(おおくにぬしのみこと)」です。昔話「因幡の白兎」で白兎を助けたのは大国主命、大黒様ですね。

大国主命

戦後は日本の神話を教育しなくなりました。
私もよくは知りませんが、
母が「小学校では神話を勉強した。いざなみ、いざなぎという神様が日本を作ったんだよ。歴代の天皇の名前も暗記させられたんだよ」と言っていたのを思い出します。
天皇の名前は結構言える人が今でもいるのではないでしょうか?

 

村のかじ屋 

作詞作曲者不詳 大正1年

出雲というところは鍛冶屋がたくさんあったのだそうです。

この歌は歌詞が2種類あります。
大正1年の原本の方はあまり知らない方がほとんどでした。
明治生まれの方はご存知かもしれません。
なので歌詞は改定版を書かれるのが良いと思います。

鍛冶屋はその名が町名についているくらい、昔は身近にありました。
鋤や鎌、蹄鉄の修理に鍛冶屋に行ったのです。
昔の人は壊れたら修理をしてものを大事に使ったのですね。

歌詞に出てくる、槌、ふいごのことを聞くと笑顔で手真似をして説明をしてくれますよ。


湯島の白梅 

佐伯孝夫作詞 清水保雄作曲 小畑実/藤原亮子歌 昭和17年

今日はいろいろな神社・お寺が出てくるので、天神様の祀られている湯島天神の歌を歌いましょう、ということで。

この歌は梅の季節しか歌わないことが多いので、こんな理由があれば歌いやすいですね。
お年寄りが大好きな歌です。


とおりゃんせ 

わらべ歌

天神様と言えばこの歌にも出てきますね。
歌詞は書かなくても大丈夫。
アカペラで楽しく歌いましょう。


鎌倉 

芳賀矢一作詞 作曲者不詳 明治43年

この歌にもいろいろな場所が出てきますね。
一番の古戦場は新田義貞の名を残す場所です。
いろいろと調べてみると昔の歌って本当に奥深いのです。

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