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9月の音楽レク【月】

2014年の中秋の名月(十五夜)は9月8日でした。
9月の初旬に中秋の名月となるのはかなり稀なようですね。

「十五夜」、そのよく月の「十三夜」と合わせて月を眺めるのだそうですが、今年(2014年)は、なんと「後の十三夜」という月があるのだそうです。
「後の十三夜」が現れるのは171年ぶり!
11月5日には「後の十三夜」も楽しみましょう。

ということで今回のテーマは「月」です。


月 

作詞作曲不詳 明治43年

まずはこの歌から。
そして聞いてみましょう。
「月には何がいますか?」
ニコニコして「うさぎ~」と答える方がいるかと思えば、真面目な顔で「なにもいません」と答える方もいます。

うさぎ 

作詞作曲不詳 明治25年

月に兎がいる、というのは仏教の教えからきているようです。
こちらをお読みください。
そして、国によって月の模様の見え方はこんなに違います。
拡大コピーやタブレットで見せましょう。

みなさん、身を乗り出して、何に見えるかを答えてくれます。

ライオン(アラビア)
水汲み(カナダ)
読書(北アメリカ)
横顔(東ヨーロッパ、北アメリカ)
蟹(南ヨーロッパ)

女性の横顔が分かった時が一番嬉しそうでした。


兎のダンス

野口雨情作詞 中山晋平作曲 大正13年

兎の出てくる歌はいろいろありますが、今回はこの歌。
兎を飼ったことがある、という方は割といます。

兎は縄文時代の古墳から骨が見つかっています。
食用として狩猟の対象となっていたのですね。


月の沙漠 

加藤まさを作詞 佐々木すぐる作曲 大正12年

「月の沙漠をはるばると 旅のラクダが行きました」
物語のような歌ですね。
場所はどこでしょうか?
二人は何の目的でどこへ行くの?
など質問すると、いろいろな意見が出て楽しいです。

この歌を好きな方は多くて、歌声も大きかったです。


チャンチキおけさ 

門井八郎作詞 長津義司作曲 三波晴夫歌 昭和32年

ここからは歌謡曲を歌っていきます。

「月がわびしい路地裏の屋台の酒のほろ苦さ」と一瞬にしてその場面が想像できる歌詞ですね。

『佐渡おけさ』の前奏で歌いだしましょう。


影を慕いて

古賀政男作詞作曲 藤山一郎歌 昭和6年

「月にやるせぬ わが思い」と男心を歌っています。

古賀政男の作詞作曲、27歳の時の作品です。


旅の夜風 

西条八十作詞 万城目正作曲 霧島昇/コロムビア・ローズ歌 昭和13年

「月の比叡をひとり行く」お馴染みの歌です。
歌っていくうちに、若かりし頃の自分を思い出します。
自然とわきあがる思い出を口にする方もいらっしゃるでしょう。


月がとっても青いから 

清水みのる作詞 陸奥明作曲 菅原都々子歌 昭和30年

「月がとっても青いから 遠回りして帰ろ」この気持ちわかりますね。

月が青いってどうしてなんでしょうか?
この質問にはいろいろな答えが返ってきて面白いですよ。


浜千鳥 

鹿島鳴秋作詞 弘田竜太郎作曲 大正12年

「青い月夜の浜辺には」ここにも青い月がでてきます。

一度歌ってから、ベルの旋律奏をしましょう。

楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。


参考

月が出てくる歌

雨降りお月、上を向いて歩こう、うさぎ、美しき天然、うみ、かえり船、影を慕いて、勘太郎月夜唄、高原の駅よさようなら、荒城の月、故郷の空、金色夜叉の歌、サンタルチア、十五夜お月さん、十三夜、証城寺の狸囃子、旅の夜風、チャンチキおけさ、月、月がとっても青いから、月の沙漠、月の法善寺横丁、東京音頭、南国土佐を後にして、花かげ、埴生の宿、浜千鳥、浜辺の歌、白虎隊、紅屋の娘、名月赤城山、森の小人、湯の町エレジー

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