見出し画像

2月の音楽レク【人形、ひな祭り】

3月3日はお雛祭りです。
高齢者施設でも立派なお雛様が飾られていますね。
3日なので、2月のうちにひな祭りのプログラムを使いましょう。

今回はお雛さまにちなみ、「人形」「ひな祭り」をテーマにプログラムを作ってみました。

うれしいひな祭り 

サトウ・ハチロー作詞 河村光陽作曲 昭和17年 

今の子どももこの歌はしっかりと歌えるくらい幅広く浸透している歌です。歌詞を読むとお雛様が見えてくるようですね。

特徴のあるリズムで合奏をしましょう。

楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。


人形 

作詞作曲不詳 明治44年

尋常小学唱歌、1年生の教科書に載りました。
認知が相当進んで発語が見られない方でも口ずさむことができます。

上の写真の人形は私が子どもの頃に遊んだお人形です。
随分古くなってしまいましたが、当時このお人形が大のお気に入りで、おんぶ紐で負ぶわせてもらいお母さんのまねごとをして遊んだものです。

これを見せると、場の雰囲気がガラッと変わり、参加者との距離がグッと近くなります。
小道具って大事ですね。


あのこはたあれ 

細川雄太郎作詞 海沼実作曲 昭和16年

1番に「お人形さんと遊んでる」という歌詞があります。

2番は「竹馬ごっこ」が出てきます。
「竹馬、じいさんに作ってもらったな」
「何でも自分で作ったんだよ」
など、男性からの発言を引き出すチャンスです。
女性も「私もやったわよ」と言う声が上がります。

特徴的なリズムを使って、楽器でやり取りをしましょう。

楽器活動については会員登録の上「音楽療法のヒント!」をご覧ください。


花嫁人形 

蕗谷虹児作詞 杉山長谷夫作曲 大正12年

「金襴緞子」「文金島田」など花嫁らしい言葉が出てきます。
参加者の中には着付けの先生をしていた方、花嫁衣装を縫ったことがある方などがいて、懐かしそうにお話しされました。

「花嫁さんがなぜ泣いているのでしょうか?」と問いかけると、
「お父さんやお母さんと別れるからだよ」という答えが必ず返ってきます。
みなさんはどう考えますか?


青い眼の人形 

野口雨情作詞 本居長世作曲 大正12年

この歌、アメリカから送られたお人形の事とばかり思っていました。
実際はアメリカから人形が贈られたは昭和2年。
では一体、雨情はどんなお人形を見てこの詩を書いたのでしょう。

参考

これらの曲は唱歌や童謡ばかりですので、場所によっては他の曲も組み合わせるといいですね。
私は「娘」のつく歌を入れました。

『東京の花売り娘』『上海の花売り娘』『満州娘』『紅屋の娘』『酋長の娘』『娘よ』などがあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?