見出し画像

1月の音楽レク【成人式】

今回は「成人式」をテーマに、青春、若さなどが感じられる曲を選んでみました。

成人式は昭和21年に埼玉県蕨市の青年団が「成年式」という企画で、敗戦で虚脱状態にあった青年を励まそうと行ったのが始まりだそうです。

そういえば、思い当たることがあります。

私の父は昭和2年生まれ、大学入学で東京に出てきたものの、戦争でろくに授業も無く、勤労奉仕に駆り出されていました。
8月生まれでしたので、終戦間際に徴兵検査の知らせが来て、故郷に戻ったのですが、すぐに終戦になりました。
それから父は絶望して、北九州の炭坑で働こうとしたのだそうです。
しかし、働こうとした炭鉱では学問をしなさい、と断られ、しばらくの間何もする気が起こらず日々を過ごしていた、と話してくれたことがあります。

昭和21年頃から始まった「成人式」ですので、昭和2、3年生まれの人は経験があるかもしれませんね。

そのころ、食べる物がろくに無かったが、1件あたり1合のもち米を出し合って、成人式にはお赤飯がふるまわれた、と記憶していた人がいました。
こういう貴重な話がたくさん出てくるといいですね。



青い山脈 

西條八十作詞 服部良一作曲 藤山一郎・奈良光枝歌 昭和24年

「若く明るい歌声」「われらの夢」「バラ色雲」「若い我らに鐘が鳴る」など希望に満ちた明るい歌詞になっています。

石坂洋二郎の小説「青い山脈」を題材にした映画の主題歌です。
主演は池辺良と原節子です。


丘を越えて 

島田芳文作詞 古賀政夫作曲 藤山一郎歌 昭和6年

この歌も明るく前向きな歌です。

「戦争があって青春どころではなかった」と言われる方が多い中、「でも夢もあったよ」と言う方もいました。
そんな一言が聞けたら嬉しいですね。


青い背広で 

佐藤惣之助作詞 古賀政夫作曲 藤山一郎歌 昭和12年

私はこの歌を聞くと、青い背広を着て溌剌と仕事にむかう新入社員のイメージが浮かびます。
「背広」と言う言葉も今では死語に近いですね。


若いふたり 

杉本夜詩美作詞 遠藤実作曲 北原謙二歌 昭和36年 

比較的若い方に喜ばれる歌です。
男性もお好きな方が多いです。


いつでも夢を 

佐伯孝夫作詞 吉田正作曲 橋幸夫・吉永小百合歌 昭和37年

年代を問わずに歌える方が多いです。
同名の映画の主題歌です。
37年頃はオリンピック前で日本に産業が起こり、前を向いて突き進んでいた時期ではなかったかと想像します。
この頃の時代の映画「三丁目の夕日」をぜひご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?