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不在メールから見る文化の違い

仕事をお休みする時に自動不在メールを設定していますか?設定する人とそうでない人がいますが、よく見る文章はこんな感じです。

〇月〇日はお休みを頂いております。ご不便をお掛けしますが戻り次第メールは確認します。ご迷惑お掛けしますがよろしくお願いします。

I'm out of office on 〇/〇. Sorry for inconvenience causes.

ありがちな不在メール


はい、よく見ますね。とりあえず休んでることを相手に謝っています。日本人だけでなくアジア系の同僚からはこういう文面よく見かけます。時には携帯の番号が書かれていてお急ぎの場合はこちらまで、みたいなことが書いてあることもありますね。しかし、先日ヨーロッパの同僚にメールを送ったらこんな自動メールが返ってきました。

Hello :D

what is more beautiful than working??
right - let's go to an outdoor activity!

so i will spend some time to travel and relax, will be back on 〇/〇.

ある同僚からの不在メール

いや、すごい!たしかに欧米人は数週間vacationをとります。その間、会社のPCや電話を繋ぐようなことは一切しません。むしろそんなことする人はonとoffの切替えができない=仕事ができない人認定されてしまいます。仕事よりいいことしようぜ!PC見てる場合じゃないよ、外に出て楽しもうyeah!!って不在メールで相手に何なら休暇を促している(笑)
もう、尊敬すらしてしまいます。
これ日本語で不在メール設定してみたらどうでしょうか?

仕事なんかしている場合じゃありません。遊びに出掛けましょう!
私は仕事から離れてリラックスして旅に出かけますので〇月〇日まで
戻りません。

日本語に意訳してみた

こんなメール日本語で送られてきたら「おいおい、こいつ大丈夫か?」って思っちゃいます。でもそういうことなんです。そういうこと、とは自分の常識なんてちっぽけな世界で見ている常識であって他の側面から見たらその常識なんて常識でも何でもないってことです。その土地人々にそれぞれの文化や考えがあり、善悪や優劣ではなく、ただどちらもそこに存在するということです。どちらが正しいとかではないけれど、毎日あくせく働いて休みの日も会社のメールをチェックしてしまう、そんな習慣は断ち切りたいけれどなかなか難しいところです。

とりあえず不在メールを設定する時、Sorryの文言は入れないようにしようとこのメールを受け取って誓ったのであります。


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