嫌なことをやめる

『嫌なことをやめる』
というのは、一見簡単なようで 実はなかなかできない人が多いもの。

嫌だからやらない、なんて ただのワガママじゃないかしら?
私がやめたら、他の人がやらなきゃいけなくなる。そんなのかわいそう!

周りを気遣う優しい人ほど 嫌なことを率先してやっていたりします。
私が我慢すれば みんなhappyなんだから、って。

でも、実は違ったりするのです!
あなたが我慢して 嫌なことををイヤイヤやることが、みんなをアンハッピーにしていることも!

どういうことかと言うと。

以前お話しをした女性。
会社に勤め出した頃は まだまだ『女はお茶汲み』の時代。
すごく嫌だったけれど、仕方なくみんなにお茶を淹れていたそうです。

その後時間が流れ、
どんどん新しい女性社員が入ってくると その方
は心に決めました。

こんな雑用をやらせたらかわいそうだ。
バリバリ男性と肩を並べて仕事をしたくて入ってきたのだから、そちらに集中させてあげよう。
生産性のない 余計なことは、私が我慢すればいいんだ。

そうして 彼女は毎日ストレスをかかえながらずっとお茶汲みをし、会社を辞めたくなるくらい『無駄な雑用ばかりやらなくてはならない毎日』にうんざりしていました。

ついに限界を迎えて 職場の人に愚痴を漏らしたところ、意外な反応が返ってきたのです。

え?お茶淹れるの 嫌だったんですか?いつも率先して淹れてくれるから やりたくてやっているんだと思っていました。

もう 今の時代『女がお茶汲み』でもないだろう、ってみんな思ってますよ。でも〇〇さんが当たり前に淹れてくれるから みんなそれを飲んでるだけで…

私はどちらかというと バリバリ仕事をしたいわけではなくて、逆にみんなにお茶を淹れてホッと一息ついてもらう というのを『やりたい』側で。でも〇〇さんにいつも楽な雑用取られて 私は面倒な『仕事』をしなきゃいけなくて ずるいな〜って思ってました笑

などなど。

要するにあなたが『嫌だな』と思うことは、実はやらなくても良かったり 他の人にとっては『やりたいこと』だったりすることもあるのです。

それを頑なに『私がこんなに嫌なんだから みんなのために私がやらなきゃ!』と思っていると、だれもhappyにならないのです。

中にはどうしてもらやらなくてはならないこともあるでしょう。
そこで子供のように『やだやだ〜!』とごねてやらないのはワガママです笑
でも『やりたくない』と言ってみるくらいなら 全くワガママではないのです。

試しに一つ、ちょっとやりたくないな と思うことを止めてみましょう。
意外と大丈夫で 拍子抜けしますよ。

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