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夢精(下ネタ嫌いな人は読まないで下さい)

20代の頃、綿パンを履いて、新幹線に乗って、東京に向かっていた。

東京に仕事で「出張」である。

車中、爆睡していたら、「淫夢」を見た。つまり、「女の人が夢に出て来る『エッチな夢』」である。

「男性」はこんな時、「至福の刻」を迎える。「新幹線の車中」で無ければ‼️

「夢の中」で「勃起」して、「射精」しそうになる。

ところが「現実」でも「勃起」していて、「射精」寸前を迎えている状況なのである。

ここで、「ある種の葛藤」が生まれる。

「まだ、射精しないから、もっと気持ち良くあり続けたい」、すなわち、「この極上の『淫夢』から目覚めたくない」という意識と、「今すぐ目覚めなければ、服の中で『射精』して、ズボンを汚してしまう」という恐怖心のせめぎ合いが短時間で起こっている。

これが「自宅」の寝室で寝ている時、起これば、気持ちの良いまま、夢の中で最高の「夢精」をしてしまえば良いのだけれど、この時は「新幹線の座席に座った状況」だったのだ。

僕はその事に思い至り、座席から「ガバッと」起き上がると、新幹線の通路をトイレに向かって、全力疾走していた。

しかし、残念な事に、走っている途中、トイレに辿り着かない状態で、ズボンの中に「射精」してしまったのである。

トイレの中で、ズボンを降ろして確認すると、「白っぽいズボン」の表まで、濡れている。

東京駅まで、その状態で我慢。駅のトイレに駆け込んだ。

トイレットペーパーを水に濡らし、「パンツ」と「ズボン」の「濡れて変色した部分」を丁寧に塗り広げる。

この作業にかなり長時間かかった。

実は、この東京出張で、会社の「女性の先輩」と東京支社で会う事になっていたのだった。

彼女に気づかれるのは、死ぬほど恥ずかしい。

その後、東京支社で彼女とミーティングをしたのだが、内容はさっぱり憶えていない。

「ズボンのシミ」について訊かれる「恐怖心」と闘っていたから。

これは「夢精」とは違うが、僕の友だちがある「チャレンジ」をした。

羽田空港から「東京モノレール」に乗って、浜松町に着くまでに、「想像力」だけで、手も何も使わず、ズボンの中に「射精」出来るか、という「チャレンジ」である。

彼の「斬新な発想のチャレンジ」は見事成功を収めた。

彼がその後、「ズボンの汚れの処理」をどうしたか、僕は知らない。

「男」はいつまでもどこか「少年」である。それを楽しんでいるところがある。

どうか、この文章を読んだ「女性」の皆さん、怒らないで聞き流して欲しい。

それが「男」という「可愛い生き物」なのだから(笑)

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