見出し画像

ドラマ「ブラック・ジャック」

高校生、京都の駿台予備校に夏期講習に通っている頃、手塚治虫の作品と出会った。

当時、創刊されたばかりの「小学館文庫」の「シュマリ」である。

その後、朝日ソノラマの「火の鳥」に取り憑かれた、読み耽った。

そして、大都社の「奇子(あやこ)」「ばるぼら」「きりひと讃歌」などの、手塚治虫の大人の世界に立ち入って行ったのだ。

遂にたどり着いたのが手塚治虫の金字塔「ブラック・ジャック」。

僕は圧倒的な「手塚治虫ファン」になっていた。

大阪の「よみうりテレビ」に就職した僕は「11PM」のADとして、経歴をスタート。

そして、めちゃくちゃ幸運な事に、「11PM」の「手塚治虫特集」でディレクターデビューを飾る。

手塚治虫の名刺
「11PM」の台本に描かれた「火の鳥」
「三つ目がとおる」の和登千代子
「11PM」台本の裏表紙のサイン

もちろん、この時、手塚治虫先生と三日間、至福の刻を過ごしていて、サインももらった。

時は経ち、「11PM」で手塚治虫先生のサインを一緒にもらった同期入社の諏訪道彦がアニメ「ブラック・ジャック」を企画。

僕は偶然にも、そのアニメ「ブラック・ジャック」の「番組宣伝」を担当した。

よくよく、手塚治虫先生とは縁がある。

入院生活を1ヶ月も送っていたせいで、観る事の出来なかったドラマ「ブラック・ジャック」。

観る前は「期待」と「不安」が交錯した。

今までの漫画「ブラック・ジャック」の「実写映像化」はそのほとんどが失敗に終わっているからだ。

ピノコ
ブラック・ジャック
ブラック・ジャックとピノコ

しかし、素晴らしいドラマだった。

主演の高橋一生がイイ。ピノコも可愛い‼️

なによりも、「大奥」や「義母と娘のブルース」などを書いた森下佳子の脚本、そして、城定監督の演出が、手塚治虫の「ブラック・ジャック」の「世界観」をしっかりと作り上げている。

祝日の朝から、「感動の余韻」に浸っている僕がいる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?