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生き霊を出した事を克服した体験談。

友達100人できるかな〜
で有名なあの歌。
私はそんなワクワクする小学校入学式の前日に、兄弟げんかをして顔にケガをしました。

このように、目の下にアザが残ってしまいクラス全員から仲間はずれにされる2年間が続きました。

記憶の中では、テスト返却の際、足を引っ掛けられたり、クーピーを折られたり、筆箱をカッターナイフで切り刻まれる。という日もありました。

ただ、不思議と何も不満を言わずに親にはこんな事があったよ。と淡々と告げていたようです。

小学校3年生になり、親の転勤の都合で、別の学校へ引っ越してからは、周りの環境のおかげもあり人間関係も次第に良くなりました。

私は、合計4回程引っ越しを経験しています。(飛行機で移動が必要な距離も含みます。)
それでずっと大人になっても、地元がない虚しさを感じていました。

最近、この幼少期の事で、兄弟や親を恨んでいた事に気付きました。

あの日、弟がケンカで私を殴ったこと。
親が私を学校へ行かせたこと。
親が先生に相談して解決しなかったこと。
親が引っ越しを繰り返したせいで、地元がなく知らない土地で成人式を1人で過ごしたこと。

自分は被害者だと思っていました。

その考え方は、こどもを持ってからも出てきました。

仲の良いママ友が2人出来ました。
始めは、3人で仲良くしていましたが、そのうち私を含めない2家族で旅行へ行ったり、遊ぶようになり、私は疎外感を感じていました。
私だけではなく、幼いこどもたちにも悲しい想いをさせているに違いない…と悶々と過ごしました。

私は、それを恨んでいたらしく、霊感が強い人に『あなた、生き霊を出しているよ』と言われました。

自分では全く自覚はありませんでした。
しかし、四六時中その2人の事ばかりを考えていました。同じ居住空間、同じ幼稚園だったため、環境を変えるのが難しかったのです。

また自分を

被害者だと思い込んでいました。


主人が、宇宙から見てみなよ。大したことないよ。と言っても、聞く耳は持ちませんでした。
それから3年後引っ越しをするまでずっとその状態が続きました。

引っ越しして連絡を取らなくなり、新しい人間関係が出来ると次第に収まりました。

最近、あるYouTubeで聞いた事、
自分の悲しかった過去を、違う人の視点で見てみる。という事。

母は、切り刻まれた筆箱を見てどう思ったのでしょう。
弟は、罪悪感を持っていたかもしれません。
私をいじめていた主犯格の子は、家が貧しく私をいじめる事で、鬱憤を晴らしていたと後に耳にしました。
ママ友の2人は後に、離婚をしたそうですが、その悩みをお互いに相談していたのかもしれません。
主人は、毎日悲しみに明け暮れる妻を見て虚しかったかもしれません。
子どもたちは、お母さんに笑顔と元気がなく悲しく、心配していたかもしれません。
友達は、なぜそんなにその2人のママ友にこだわるのかと、歯痒かったかもしれません。

他人の視点から見る事を、今までした事がありませんでした。

親や兄弟や、少しの友達はそばに居てくれました。
ない事を羨むのではなく、有る事に目を向ける。感謝する事が大切でした。

友達が居ない。と長年思い込んでいました。
でも、それは自分の心が決めていたと気付かされました。
私は、小さな時の悲しみを大人になって現れる人たちに投影していました。

その瞬間、今周りにいてくれる家族や、友達への感謝が広がった気がしました。
そして、1人が寂しかったという経験が出来た!
そのママ友2人が、小学1、2年の時に感じた悲しみを癒す必要がある事を教えるために、役をかって出てくれたのかもしれない。とさえ思えました。
そしたら、じわじわと感謝が溢れました。

それからは、人が友達と遊んだり飲みに行った話をしても、不思議と胸が締め付けられなくなりました。
むしろ、楽しかったんだね。良かったね!と思えるようになりました。

ザワザワとした感情は、見て見ぬふりをしてはいけなかったんですね。
これが、潜在意識と呼ばれるものなのか?と思った瞬間でした。

・過去の悲しみを他人の視点から考える。
・無いものではなく、有るものに目を向けて、感謝をする。

次は、私が実際に行ったもう1つの事を書きたいと思います。

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