[1日1note#10]夜に落ち込みやすい理由
朝は「今日も一日頑張ろう!」と気合十分でも、
夜になると体力的な疲れとは関係なく「あー、なんか疲れた、、、」など、
心が一気に疲れたような、落ち込んだ状態になったことはありませんか?
過去に、もしくは今、
仕事や人間関係など、いろいろなことが上手くいっていない時に
落ち込んでしまうことがある方も多いかと思います。
なぜ、夜になると落ち込みやすいのか
今日は、その理由を簡単にまとめていきます。
実は理由は簡単で、
私たち人間は、昼と夜でストレス反応が違うから!
夜の方がストレスに弱いのです!
このメカニズムは、
体内時計とストレスホルモン(コルチゾール)が関係しています。
まず、
人間には体内時計があり、この体内時計が生体のリズムを調整しています。
(体内時計・・・地球の24時間周期の昼夜変化に同調して、ほぼ1日の周期で体内環境を積極的に変化させる機能)
この生体リズムが乱れると、様々な不調が生じるのです。
そしてコルチゾールは、
朝に多く分泌され、夜になるとだんだん少なくなります。
また、
コルチゾールは、心身がストレスを受けると急激分泌が増えるので、
「ストレスホルモン」と呼ばれています。
コルチゾールは、ストレスから身体を守ろうとして分泌されるのです。
つまり!
生体リズムが正常だと、コルチゾールの分泌は、朝は高く、夜は低い。
と言うことになります。
夜になるとコルチゾールの分泌が低いのでストレスへの対応ができず、
結果、落ち込みやすくなってしまうのです。
大切な事実として、私たちはもともと、
生体リズムが正常な状態でも、夜はストレスに弱いのです。
そこにさらに、
夜更かしや生活習慣の乱れ、ストレスなどで生体リズムが乱れると、
コルチゾールの分泌のバランスが崩れ、体調まで崩してしまいます。
ひどい場合には病気に繋がってしまうのです。
では、どうすればいいのか。
答えは1つしかなく、規則正しい生活習慣を心がけること。
これにつきるかと思います。
(不眠症やうつ病など、すでに何か病気や問題が発症している場合は
まずは、お医者さんにご相談するようにしてください!)
まずは、朝起きてから日光を浴び、体内時計をリセット!
ストレス耐性が強い朝のうちに、ハードめなタスクをこなす!
散歩やウォーキングなどで適度な運動も行うことも忘れずに!
夕方から夜にかけて、だんだんと簡単なタスクへと移行し、
夜はリラクゼーション。そして夜更かしはせず、正しく入眠!
夜に落ち込んでしまうほどの出来事が、いつ来るかなんて分かりません。
しかし、夜に落ち込み、ずっとストレスに晒されている状態が続と、
それをキッカケに生体リズムが乱れ、どんどん悪循環に陥ってしまいます。
その悪循環はどこかで断ち切らなければいけません。
ストレス反応は、人によって様々です。
しかし、それと同様に、対処法も人によって様々です。
普段は規則正しい生活習慣を心がけながら、
自分なりのストレス対処法をいくつか見つけておくことも大切ですね!
ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー
・ほすぴ 予防医学学術刊行物180号
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