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イブに寒くてアツアツな贈り物(Vol.7)


こんにちは(^^)
今日も訪問して下さってありがとうございます。

クリスマスはチキンではなく
韓国の家庭料理を和風にアレンジした
「トックスープ」でした。

叔母は、韓国料理が大好きで
特別な日に「トックスープ」を作っていました。
介護が必要になってからは
わたしがおそわりながら準備をして
最後の決め手となる味付けは彼女の役割でした。

牛肉を炒めたあと、すりおろしたニンニクとコチジャン
をガッツリ使うので、においが残らないように
家じゅうの窓はすべて開けます。
室温は3~5度前後
寒くても、冷たい風が入ってきても
食べ終わるまでは全開です。

家族はブルブル震えながら
毛糸の帽子、綿入りのはんてんで寒さ対策
首にはタオルをかけて
辛くてコクのあるアツアツの「トックスープ」を
フーフーしながら食べます。
途中からジワッと出てきた汗をタオルで拭き
「ん~~、辛い!」
「でも、このまろやかな辛さがおいしい」
黙食に近い状態で一気に食べます
食べ終わる頃は、からだはあたたまっています。

食後、部屋の中があたたかくなってきたところで
ミルクコーヒーとケーキをいただきます
彼女は『今年もいいクリスマスだった
今日までみんなが元気なことが何よりの贈り物』
といって、ご機嫌な顔して眠りについていました。

当時は、あまり意識してませんでしたが
彼女なりのクリスマスプレゼントだったのですね。


たまに思い出して「トックスープ」を作るのですが
見栄えがよくても、味に深みが出せずいまいち
叔母の味(おふくろの味)を再現できずにいます。

料理の腕は確かだった
そして、
当たり前の日常に感謝できる人でした。

今さらだけど
ちゃんと感謝の気持ちを伝えておけばよかったな
イブの日に大切なことに気づかせてくれてありがとう。

お世話になった方へ感謝の言葉を贈るの
いいかもしれませんね
ステキな休日を過ごされますように🎄

今日も最後までよんでいただき
ありがとうございました。

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