3歳児クラス担任、妊娠中の保育で気を付けたこと
前の記事では、妊娠報告のタイミング(こちら)について書きました。
今日は、仕事中に気を付けていたことについて書きたいと思います。
4月。こども園の3歳児クラスの担任になりました。
その時、39歳。
妊娠3ヶ月でした。
上司や同じ学年を担当する同僚には妊娠のことを伝えていましたが、子どもたちや保護者はそのことを知りません。
クラスの子どもの約半数は、2号認定児(保育園利用)。
1歳児クラスの時に担任をした子たちなので「アリエル先生のクラスで嬉しい」と初日からべったり。
保護者からも「アリエル先生なら安心」と嬉しい言葉を掛けてくれました。
そして残りの半数が、1号認定児(幼稚園利用)。
集団生活の経験のない子どもたち&送り出す保護者も不安そうで、しばらくは嵐のような日々でしたね。
ママから離れられない子、家に帰ろうと今にも門から飛び出て行きそうな子、泣き続ける子、不安でなかなか遊び出せない子・・・まさにカオス。
そんな状態なので、落ち着くまでは抱っこやおんぶを普通にしていました。
必死過ぎて自分が妊娠していることを忘れるくらい。
そんな中でも気を付けていたことがあります。
妊娠中の保育で気を付けたこと
3歳児の1学期なので、思い切り走ったり鬼ごっこをしたりという状況にはなかなかなりませんでしたが、転んだりケガをしたりするリスクを避けるためにマイルールとして"走らない”と決めていました。①
同様に、プールの時は副担やフリーの職員に入ってもらい、私はプールの外から指示出し、声掛けをしていました。(上司に了承済み)②
3歳児だからか「アリエル先生はどうしてプールに入らないの?」と聞く子もなく、プールの時期になっても妊娠に気付かれることは無かったです。
この頃になると生活も落ち着いて、抱っこやおんぶをすることは無くなっていましたが、男手の無い職場なので重い荷物を運ぶ場面が時々出てきます。
そんな時はついやってしまいそうになるのですが、同僚が「アリエル先生はいいよ」と声を掛けてくれるのがありがたかったです。③
暑くなるにつれお腹も徐々に出てきて疲れやすくなってきたので、疲れを感じた日は、2号認定児の昼寝の時間に一緒に横にならせてもらっていました。④
30分横になるだけで体の疲れがだいぶ取れました。
妊娠初期はつわりがそれなりにあって、休日や朝晩はだるさと吐き気でどうしようもなかったのですが、仕事に行くとスイッチが入るのが不思議です。
産休に入るまで一度も休まずに勤めることができました。
朝晩はあまり食べられない日も、ありがたいことに給食は毎日完食!
妊娠中期の妊婦検診では、糖の検査に引っかかってしまったので(再検査でセーフ)給食のごはんを食べ過ぎないように気を付けていました:笑。⑤
自分の体は自分で守ろう
"走らない”"重い物を持たない”など、体を動かし過ぎないように気を付けていたのですが盲点だったことがあります。
クラスの子どもたちを連れて初めて公園に散歩に行く道中でのこと。
1号認定児さんはまだ友達と手をつないで列になって歩くことが難しいので、お散歩ロープを使ったんですね。
子どもたちがロープについたリング状の持ち手を持って歩くのですが、その先導をしたんです。
子どもたちの歩くペースもそれぞれだし、緩やかな坂道だったりして、かなり引っ張らないと進まない状態だったので頑張り過ぎてしまったんです。
その日はしばらくしてから頭痛がひどくなり、何とか帰宅してそのままトイレに駆け込み嘔吐・・・無理をし過ぎるとこうなるんだ、と身をもって経験した出来事でした。
辛い時は周りを頼ろう
日頃から”これぐらいなら大丈夫”"自分ならできる”と頑張ってしまう私。
とにかく周りに頼ることが苦手です。
周りが気遣って声を掛けてくれるのを待っていたのかもしれません。
でも、この一件で"自分の体と赤ちゃんを守れるのは自分しかいない”と感じてからは、「〇〇お願いできますか?」と自分から声を掛けるように意識しました。
快く応じてくれる同僚に恵まれ、病気やケガをすることなく妊娠中の保育を乗り切ることができました。
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