見出し画像

梅雨の養生

雨は天からの恵、命を育む水、とは言っても
ジメジメが続くと、氣持ちも体調も下がりがちになりますよね。

体調を崩す前に(未病のうちに)ケアしましょう。

東洋医学では、季節の変化など身体に悪影響を及ぼす外的要因(六淫)の1つに「湿邪」があります。

さらに、外から入ってくる「外湿」と
体内から生じる「内湿」に分けられます。

〈外湿の症状〉
・頭や身体が重い
・むくみやすい
・皮膚の慢性疾患の悪化
・残尿感、尿の濁り
・おりものを多くなる
・口がねばつく など

〈外湿の改善ポイント〉
湿邪は
・重い
・溜まる
・濁る
という特徴があります。
溜まってしまう前に、少しずつ取り除くようにしましょう

おすすめ食材
利尿効果のあるもの; しそ、もやし、きゅうり、冬瓜、コーヒー、緑茶
余分な水分の発散;

〈内湿の症状〉
・倦怠感、疲労感
・食欲不振
・下痢、軟便
・舌が腫れぼったい

〈内湿の改善ポイント〉
水分代謝を管理する脾胃の機能回復を意識しましょう

おすすめ食材
脾胃を元気にする; 山芋、大豆製品、インゲン豆
脾胃を温める; 生姜、にんにく、山椒の実
湿を取り除く; とうもろこし、小豆、鯵 など


脾の機能低下により内湿が発生すると外湿を感受しやすくなり
外湿が体内に侵入すると脾を傷害して内湿を産生するというように
相互に影響し合うという特徴もあります。


明らかな症状が出る前に、
梅雨時の過ごし方として気にかけていただきたいことは

・換気
湿気は低い所に溜まります。掃き出し窓があれば積極的に開けましょう。

・乾燥
寝具など肌に触れるものは特にこまめに乾燥するように心掛けましょう。

梅雨時に体調を崩しやすい方
すでに思い当たる症状がある方の
体調改善のヒントになれば幸いです。


明日も笑顔でお過ごしください

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?