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大豆田とわ子と自分の離婚話がシンクロしてて笑っちゃった話

結婚以来4年半ずっと遠距離夫婦として過ごしていた夫から、今年の初めに「好きじゃなくなった」と言われて約半年、ついに別れるという結論に至りました。

しんしんの言葉が染みる

夫からの言葉とそこから急変した態度に悩んでいたとき、話を聞いてくれた友人が勧めてくれたのが「大豆田とわ子と3人の元夫」。大好きな「カルテット」の坂元裕二さん脚本、今回も大当たりでした。
特に夫婦関係に悩んでいた私にはグサグサ刺さりまくる言葉が満載。

特に岡田将生さん演じる慎森(しんしん)が言ったセリフ、「恋愛にはときめきのピークがある」「だから人は結婚して夫婦になる。離婚はめんどくさくて、めんどくさいは全てに勝つから、夫婦を繋ぎとめられる」「恋人だったらとっくに別れる出来事を夫婦は何度も乗り越える。だから強くなる。ときめきが強さに変わる」。

私たちには、強さを築く作業が足りなかった。その間に彼のときめきがなくなってしまった。

上のようなことを彼に伝えたら、共感していた。離れて暮らしながら絆を維持することがこんなに難しいなんて思わずに、私たちは自分を過信していたんだと思う。

私だってもうとっくにときめきは無くしてたと思うけど、ときめきがなくても「夫である」事実とこれまでに過ごしてきた時間は私にとって彼を大切にするのに十分だった。でも彼にとってはそうじゃなかった。彼にそう思わせるほど、私は彼に愛を与えられていなかったのかな。悔やんでも仕方ないけど、そんなことを考えてしまう。

あり得たかもしれない違う形の未来

それからもう一つ、「まめ夫」に出てきた印象的なシーンは松田龍平さん演じる一人目の夫、八作(はっさく)ととわ子(松たか子さん)が、離婚していなかったら違う形の未来があったかもしれない…と思いを馳せるシーン。唐突に、離婚しなかった2人の生活が再現される。

私の夫は別れ話の最後に「過去のどこかの時点で違う行動を取っていたら、違う形の未来があったかもしれない。それについては後悔というか、反省している。」と言った。私の中ではドラマと現実がシンクロしすぎて、別れ話の最中なのに思わず笑いそうに。そうだよね、嫌いになって別れるわけじゃない。だから、どこかで手を打っていればこの状況は避けられたのかもしれない。距離のせいにはしたくないけど、距離があることがこの問題を複雑にしてることは間違いなかった。

離婚するのは怖いけど

坂元裕二さんの脚本は本当にすごい。ありきたりじゃないのに普遍的で、心に刺さる。
離婚は少し怖い。まさか自分の人生にそんなことが起きるとは思っていなかったから。でも、まめ夫を見て、思う。私の幸せは私が決める。私はこれからいくらでも幸せになれる。

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