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税務調査に勝った理由を教えてあげようか?



知っている人もいると思うけど
国税庁は「税務行政の現状と課題」
というレポートを毎年発表している。


平成30年に発表された同レポートによると、
法人に対して実施された
税務調査の割合を示す
法人実調率は3.2%、
個人の場合は1.1%だ。

単純計算でペースを割り出すと、
法人の場合はおよそ30年に1回、


個人の場合はおよそ100年に1回。


でも、そんな計算上の確率よりも
早く税務調査が入る事がもちろんある。


私はこのような税務調査の立ち会い
も多くしている。


その中で半年間の攻防を繰り広げた
件があった。

まず10月初旬に税務署から
私のところへ電話がかかってきた。

『株式会社〇〇の
税務調査を3日間させていただきたい』


私はすぐに社長に電話をして
どうすべきか話し合った。


10月はコロナが少し落ち着いた
時期とはいえ、まだまだ感染者が
増えたり減ったりしている状態。


社長は子供が生まれたばかりで
まだ生まれて数ヶ月だったため、
万が一、社長が感染して
子供にも感染したら大変なことになる。


だから少しでもリスクは避けたい。


そこで私は税務署に提案した。


『子供がまだ小さいので、
できるだけ感染リスクは避けたいです。


電話と書類の郵送だけで、
調査を行っていただけないでしょうか?


私が社長の代わりに責任を持って
対応させていただきます。』

税務調査官は理解してくれた。


そこから大量の書類を
提出して欲しいと指示があった。


私は書類の量が多いので、
絞って欲しいと要求したら、
そこも理解を示してくれた。


何度も何度も書類を提出しては、
また別の書類を提出して欲しいと
要求され、そこからいろんな
取引について指摘されるようになった。


流れが悪くなってきた。


税務調査官は12月末までに
決着させるつもりで資料を催促してくる。


実は税務調査はできるだけ年を越さない
ようにしたいという税務署の都合がある。


私は逆に2月まで引っぱりたかった。


なぜかというと株式会社〇〇は
1月末決算だから。


詳細は割愛するが、
税務調査の途中で決算を迎えると
指摘事項を否認しにくくなるという
税務署にとって厄介な状態になる。


私はそれを狙っていた。


そんなお互いの思惑を牽制しながら
税務調査を進めていたら、税務署側にも
コロナ感染者が出たりして、
税務調査官の出勤も自粛になったりした。


早く終わらせたかった税務署側にとっては
コロナ感染者は誤算だったと思う。


それでも何度も電話と郵送でやりとりして
こちらの主張もちゃんと伝えて、
何度も何度もあーでもない、
こーでもないと交渉しながら
決着の日を迎えた。


その税務調査官からの電話


『株式会社〇〇の3期分の
内容を見させていただきましたが、
法人税、消費税、源泉所得税、
どれも特に問題はありませんでした。


後日、是認通知書を送らせていただきます。ありがとうございました』

半年戦って、完全勝利で終わった。


脱税をするような会社ではないけど、
税務調査は重箱の隅を突っつくような
ものを否認してきたりする。


今回の調査もそのような指摘を
されそうだったんだけど、
結果的にされなかった。


それは長期戦に持ち込んで、
決算を越えさせたからかもしれない。


その作戦は事前にお客様にも
伝えてあった。

税務調査というのは
あらゆるリスクを回避するために
戦略を立てて対応しなければならない。


私は全ての税務調査で
追徴なしを目指して戦略を
立てている。


決して脱税を隠すわけじゃなく、
合法で理論武装をして戦うだけ。


無駄な税金は一切払わない。


だって私のお客様はただでさえ
役員報酬や会社の利益に対して
たくさん税金を払っているからね。


節税した上でちゃんと納税して、
税務調査では1円も払わない。


これが理想だね。



法律・制度を駆使した資金調達の専門家
SMGグループ CEO 菅原由一

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