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クワイエット・プレイスDay1をみた感想「ネタバレあり」

こんにちは、K-taroです。
7月1日月曜日ということで、映画を観てきました。

今回は「クワイエット・プレイスDAY1」を観てきたんですけども。

いや毎度ながらこの映画のすごいところは「無音」ですね。
と言っても何も音がないわけではなく、服の擦れる音や金属の手すりに触れる音が細かく聞こえるんです。

それがよけい緊張感を生むんですよね。

この映画は、この映画こそは映画館で観るべきかのかなって思います。僕はこのシリーズが好きになってきました。

今作はシリーズでも好発信!ファンも増えてきたのではないでしょうか。

さて今回も、気になったポイントを突っ込んでいきたいと思います。

主人公は病気持ちで余命宣告されたサミラ

今回は死を間近にした女性サミラが主人公。猫のフロドを連れております。

父はピアノ演奏者。自身も詩人として本も出版。
なのに家族を失って、自分自身も末期癌で自暴自棄?詩人であった過去も嫌い、汚い言葉を注意されるシーンも。

そんな彼女に襲った、エイリアン、クリーチャー、死という実感はむしろ目標達成に向けて、より気合が入ったという感じだろうか。

そこで彼女は死を覚悟し、最後に思い出のピザ屋を目指します。

謎な男、エリックという相棒

地下鉄の水たまりから突然顔をだしたエリック。この男が謎。

猫と見つめ合う彼は何を思ったのだろう。

わかってることは、イギリスから来た法律学を学ぶ学生。

ふらふらとサミラ?フロド?について回ってた。

さらっとサミラの目標であるピザ屋への動向を認めついて行ったのも謎行動だと思う。

水にはトラウマがあるのか、潜る時にはパニックになっていた。

役を演じたジェセフ曰く「故郷から離れ、仲間を必要としている」そう。

前作からの続けて登場したアンリ

登場することは知っていましたが、いざスクリーンで見ると安心しましたね。
この時はまだ家族で過ごしていたのか。。

彼曰く、NYでは酷い惨劇だったということで

彼目線のストーリーもでてきたりして。

相変わらず謎多きクリーチャー

前作と同様、空から隕石が落ちてきて、その後あのクリーチャーが登場したことから、あの生物は地球外生命体エイリアンということで間違いないですよね。

でもやっぱりそれ以上の情報はなかったかな。本当になんもわからないことだらけで、、

あ、水中に入ると人間よりも先に息が続かなくて死んじゃうってことは判明しました。

なんか、映画「ミスト」みたいな感じよね。当事者のみでコレはバッタか?タコか?エイリアンか?みたいな。あと映画「ノープ」もこのパターンだったな。結局あれは何?みたいな。

そうそう、昔ながらのエイリアン映画は、主人公サイドで正体を探って、軍事サイドでも専門家が出てきて”彼らは別の星から来たこういう生き物です”って定義してくれたから楽だったんだよな。

映画「インディペンデンスデイ」とか映画「エイリアン」もそうかな。

雑な救助作戦

NYが舞台ということで、隕石が落ちた後、国?はマンハッタン島全体を封鎖するという荒技を実行してしまいました。

クリーチャーが泳げないことを知ったのでしょう。封じ込め作戦としてはいいのですが、、、

てか隕石はマンハッタン島だけに落ちたわけじゃないだろ??

それから、ヘリで島中にアナウンス。
”南ヘ船をもっていくから南へ向かえ〜”ってちょっと訳は違うけどこんな感じ。みんな南へ向かわせるのでした。

この時、ヘリのアナウンスにつられてクリーチャーがドカドカ移動してて思ったのが、あれは有効活用せなあかんやろって。これで市民から遠ざけるようにしとけばいいのに。

恐ろしい集団心理と学ぶ教訓

避難指示を受けたマンハッタン島中の人が一斉に外にでて、ゾロゾロと南に向かって歩き続けるのです。

”まだこんなに人がいたんだ”と思う反面、主人公同様、”いや皆警戒しなさすぎじゃね?”ってよぎったよね。

歩く人たちの表情とか姿勢が、希望に満ち溢れてるというわけでもなく、クリーチャーに怯えているわけでもなく、ただ無気力?って表現が合ってるとは思わないけど、思考停止状態で歩いてるわけ。

ようは赤信号みんなで渡れば怖くない的な。。

これがなにより怖かった。

その中、彼女は流れに逆らい、自らの目標を目指して突き進むのです。
ここに人生においての教訓を感じましたね。

「生きる」ということは、ただ生き延びることではない。
”目標に向かって突き進むこと”なんだろうと。

我ながら臭いですが、あのシーンはそんなメッセージが込められているんじゃないかっていうくらい不自然極まりなかったです。

ちなみに、その後のシーンでは戻ってきたクリーチャーが人々に襲い掛かり、皆格好の餌食となっておりました。


その他気になったポイント

こっからは、屁理屈じゃないですけど、映画の中の「??」ってなったポイントをかいつまんで紹介します。
私の読解力・理解力が低いからなのかもしれません。答えがわかる方いたらぜひその時はぜひコメントで教えてもらえると幸いです。

ヘリが飛び去った後の、クリーチャーの位置

皆が劇場で息潜める中、飛び去っていくヘリ。それの音についていくクリーチャーたち。逃げる猫。追いかける主人公。猫の近くにクリーチャー。

あれ?おかしくね?

あんなアナウンスしてるヘリが飛んでんだから追いかけろよ。お前はここで何してんだよ。耳聞こえねーのか??

停電からの服がびりっと破けちゃう

施設の停電と共になぜか轟音を撒き散らす発電機。

一発で何の故障かわかってるのもすごいし対処したのも脱帽。

ほんで、あ、死ぬなって思ったところで死なない。
なぜか、油断した一瞬にビリっと破けた服に反応したクリーチャーが襲うという。いや明らかにさっきの方が音大きかったやん。


水の近くが最強じゃねーの

噴水の下に人影が。主人公がみたのは公園の噴水に隠れる子供2人。

いやここ最強やないかい。屋外でかつ外が見えて、中に入ってしまえば噴水の音がかき消してくれる。

なんだやっぱ水辺が一番安全なんじゃないん?

この時、ヘリが上空飛んでったのを見て、あのクリーチャーの雪崩が襲うんかなって思ったのは僕だけじゃないはず。。


クリーチャーが出す音には反応しねーの?

人間が動いて音が出るのはわかる、でもクリーチャーもガンガン走り回って色んなもの壊してるよね。

それだけで相当な音出ると思うんですけど。

それには他のクリーチャーは反応しないんですか??

例えば、普通に歩いててガラスを割っちゃったとか。
車にぶつかってピーピーなってるとか。あるでしょそういうの。


何食ってんの?

今回、意味深なシーンがありましたね。エリックが猫のフロドを追いかけて工事現場?的なところに入ったところのシーンです。

そこには胞子のようなものが。

クリーチャーが胞子を割って中身を食べてるという、なにか確信に迫ったようなそうでないような。

これはどういう意味なんでしょうか。

ちなみに人間を襲っているのは、捕食が目的なのでしょうか。
襲われた後の街には死体は転がっておらず、血痕のみ。

これは何を意味するのでしょうか。気になるポイントだと思います。

ここに面白い記事おいておきますw(追記2024/7/5)

クリーチャーのボス的ななにか?

もしかしたら何ですが、今作にクリーチャーの一段階上のやついました?

というのも、明確に言及されていないし、わざとピントをずらしてぼかした表現でしか映らないのですが、明らかに体格、皮膚のゴツゴツ感が違うようなやつがいませんでしたか。

食事シーンでは、仲間を呼び集めるような仕草も。

あのクリーチャーはいったいなんだったのでしょうか。


ニーナ・シモンの「フィーリング・グッド」

ラストシーンで彼女が聴いていたのはニーナシモンのフィーリンググッド私も聴いた時はわかりませんでしたが調べました。
https://youtu.be/oHRNrgDIJfo?si=GOBQS-8g7W4eMoQg

ジャズミュージック。亡くなった父が引いてくれた思い出の曲だったのでしょう。

ラストにこれを持ってきた。
彼女は最高の気分だったのでしょう。

ああ、今回の映画も最高だった。日常をありがとう。



2024年製作/100分/G/アメリカ
原題:A Quiet Place: Day One
配給:東和ピクチャーズ
劇場公開日:2024年6月28日
監督:マイケル・サルノスキ
製作:マイケル・ベイ
アンドリュー・フォーム
ブラッド・フラー
ジョン・クラシンスキー


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