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50代からの登録養成課程 子供への教育熱は親の学歴コンプレックスに比例する

 私は50歳目前で中小企業診断士を目指すことを決意しました。なんとか、第1次試験に合格し、現在は登録養成課程に通っています。
 50歳をすぎて挑戦した自分を褒めたいですが、逆に、これまで勉強を先延ばしにしてきた自分に喝!もいれたいところです。
 思えば、私はこれまで数々の習い事をはじめ、高校受験、大学受験、就職試験、昇進昇格等、どれも憧れた進路を手に入れたことがなく、典型的な学歴コンプレックスでした。
 そんな私も結婚して子供ができると、子供の教育に関する出費は投資と思うようになり、送迎、出費、伴走支援に取り組んできました。
 今回はそんな子供に教育熱のこもった支援を通じて私立に通わせている私のような活動に対してNOという記事がありました。
 自分のこれまでの振る舞いを思い返しつつ、あらためて子供に対する教育のスタンスについて書き留めます。

親のコンプレックスが子どもへの教育に向かわせるのか

 上記の記事ですが、アメリカのニューヨーク大学の教授のスコット・ギャロウェイ氏は「お金をかけて子供を私立の学校にやろうとすべきではない」との主張でした。
 人それぞれですが、私は「子供が学びたい時に、たくさん学べる環境、切磋琢磨する同僚や講師がそろっている私立学校であっても、その学びの精神に賛同できるのならお金をかけられる範囲で、(投資は自己責任の範囲で)行くべき。。」と思っています。

 好きなこと、得意なこと、目指したいことを見つけるための「仕掛け」が私立の学校には授業中も授業外でもふんだんに用意されています。
 そして、より専門的な大学の進路決定においては、「どこで学ぶか」よりも「何をどの教授の下で学びたいか」に焦点をあてて進路を自ら切り拓いてもらいたいです。
 その結果、研究、一般企業、公務員、起業、どの方面に行くにあたっても確固たる信念を持って進んでもらうためには早期の教育環境の確保と探求の経験値をあげることが大事と思っています。

 子供にお金を残そうと思っても、お金の価値は常に変更します。特に最近の円安は日本で日本円で貯めたお金が実質目減りしているようなものです。
 その点、教育は投資先の脳内に入り、どんなに環境が変わっても、病気や老化にならなければ、その学んだ知識と経験は人生の判断をより正しいことに導くことに繋がります。
 こういった学びに対して積極的な人たちと切磋琢磨できることが教育に投資をするメリットであり、親のコンプレックス解消の安心材料にもまたつながるのです。
 まさに私立の仲間こそが、このギャロウェイ氏が言う「良きメンター、良き友人、1人の素晴らしい連れ合い、うまくいくビジネス」を強力に構築するものだと思います。同氏は子供に良い生活をさせたいのなら、教育に投資をするのではなく、
 公立高校に通わせて、
 私立への教育費を投資に変えてインデックス投資ファンドに投資し、
 高いリターンを得て分配する
 ことが良いアイデアとのことです。
しかしながら、お金があれば子供は裕福な暮らしはできるかもしれませんが、幸福な社会的に意義深い生活を主体的に遅れなくなるのであれば、やはり私は教育に投資をし、自分がいなくなっても、地力で「稼げる」「食っていける」だけの学力と経験と同じ志の仲間を作る機会を提供したいです。

 私は先ほど書いたように、全ての学歴は臨んだものではありませんでしたが、今回の中小企業診断士は自ら「何が何でも取得してこの世界で活躍をしたい」と思えた資格です。
 久々に自分へのお金と時間の投資をしましたが、これがよい選択肢であったと思えるように、引き続き研鑽を重ねます。

 最後までご覧くださりありがとうございました。

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