50代からの登録養成課程 就職企業人気ランキングの比較から見る普遍性と違和感
この4月に新しい学年になり、就職をした人、就職活動が本格化した人、学年が1つ上がり、就職や転職意識が増した人など様々かと思います。
私は中小企業診断士の登録養成課程に通い始めたので、「転職意識が増した人」に入ります。
日経新聞とマイナビが連動した特集記事で学生の人気企業ランキングが掲載されていました。私の就活当時と比べて感じたことを書き留めます。
2025年の文系学生の人気企業ランキングTOP10
まず、2025年の文系就活生の就職人気が高い企業ランキングはこちらです。
1位:ニトリ
2位:みずほフィナンシャルグループ
3位:伊藤忠商事
4位:三菱UFJ銀行
5位:味の素
6位:東京海上日動火災保険
7位:日本航空(JAL)
8位:セガ
9位:JTBグループ
10位:バンダイ
1990年の文系学生の人気企業ランキングTOP10
次に、私の卒業年より更に昔のランキングでバブル期となりますが、1990年当初は以下となります。
1位:全日本空輸
2位:三井物産
3位:伊藤忠商事 →2025年に3位
4位:三菱銀行 →2025年に4位
5位:日本航空(JAL)→2025年に7位
6位:住友銀行
7位:東海旅客鉄道
8位:富士銀行 →2025年に2位
9位:日本電信電話
10位:東京海上火災保険→2025年に6位
2025年の人気ランキングについては、個人的に以下2点から腹落ちせず、ただ驚いています。
・30年以上前に人気トップ10に入った企業の半分の5社が2025年にも変わらずTop10入りしている
・1990年代には出ていなくて、2025年に登場している企業もなぜこの企業?と感じてしまう。
インターネット前の時代と後では、米国ではランキングはガラッと変わるというのは容易に想像できますが日本があまり変わらないのは
「保守的な人が多い」
「インターネット時代に黒船にシェアを取られ、急伸した会社がない」
「スタートアップ企業に入ること自体がまだ敬遠されている」
などがあるのかなと感じています。
昨今の就職諸事情を私が理解していないからだと思いますが、2025年の社会情勢を見ると、人気ランキングであれば他の会社がもっと上位に入るだろうと思っています。
いずれにせよ、就職活動は人気や偏差値でもないし、また文系や理系の分けのみならず、自分と同じランクの大学生にわけたランキングのほうがより、実態をなすのかなと思います。
そして、こういったランキングに5年前、10年前は中小企業やスタートアップだった企業や、規模は小さいが世界シェアが高い製品を作っている会社などがランクインしてくると、日本がもっと活き活きとした社会になるのではと思いました。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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