見出し画像

財布がなくても大丈夫と思ってたけど

最近、お店での支払いはほぼクレジットカードかPayPayなどのQR決済の2択。現金を使う機会がグッと少なくなり、数年前に自分へのご褒美と購入したCELINEの長財布は、人目にさらされることなくバッグにしまわれたまま。財布がなくても生活できるんじゃないかと思っていた。

*****

先日、図書館に行った。近所の図書館ではなく、家から電車に乗って30分くらいのところにある都内の図書館へ。

仕事でわからないことがあって論文を漁っていたら、わたしが知りたいと思っていることはどの論文にも載っておらず。ひとつわかったことは、とある本に知りたいことが載っているっぽいこと。どの論文をみても、詳しいことは書かれていないが、同じ本が引用されている。

この本をどうしても読んでみたかったのだが、会社にその本はなかった。廃盤になってるみたいで、ネットでも買えない。

こういうとき、大抵わたしは国会図書館に行く。国会図書館にない本はない。ここに行けば、わたしの知りたいことが載っている本が読める…そう思ったのだが、どうやら国会図書館に入るには抽選に申し込まねばならず、しかも申し込みは数週間前にしておく必要があるらしい。すぐ知りたいのに、待てとは。まあ仕方ないんだけど。

全国の図書館の在庫が調べられるサイトがあったので、他の図書館にこの本がないか探した。

調べてみると、どうやら杉並区の図書館にあるらしい。それならそこに行くしかない。

翌日、たまたま有休を取っていたので、早速その図書館へ向かった。本を借りて帰ろうと思っていたが 、利用案内によると基本は区内在住者じゃないと借りられないらしい。コピーするしかないか。

図書館に着いて、早速書庫に眠っているらしいその本を出してきてもらった。空いている席でパラパラと読んでいると、わたしの知りたいことが3ページほどにわたり書かれていた。

借りられないならコピーするしかない。そう思って、貸し出しカウンターの前にあるコピー機でコピーをしようとした。

コピー機は小銭しか使えない。あっ、財布が必要か。リュックから財布を取り出そうとした。

あれ?財布…ない?

そういえば、出掛ける前に財布を入れた覚えがない。うわっ、せっかくここまで来たのに…。

そこで、わたしは定期入れにひっそりいれていた1万円札を使うことにした。いざというときに使うためにいれていたのに、まさかコピーをするために使うことになるとは。

札のままではコピー機に入れられないので、図書館併設のカフェでお金を崩した。

そして、無事コピー完了。満足満足。

*****

冒頭に述べたように、財布なんかなくても…と思ってたけど、財布なしで過ごすのは難しいなと、先日図書館に行った時に思った。

キャッシュレスというものの、現金はないと困る。まだまだ現金でないとダメ、というシーンに遭遇する機会はある。やっぱり財布はなくても大丈夫じゃない。必要だ。

しかし、使わないわりにはでかいわたしの財布。たまにしか使わないし、もっとミニマムなものにしたい。

読んでいただきありがとうございます!もしよければサポートをお願いします。いただいたサポートはnoteのネタ探しに使います。