フィルム写真で2022年の振り返り
数えてみたら、2022年に使ったフィルムは全部で53本でした。
そして、こうして記事を書いている今も、2本のフィルムがカメラの中で思い出を形にしようとしてくれています。
平均して、週に1本ペース。
ただ、コンスタントに撮り続けていたわけではなく、1か月以上カメラを手に取らなかったり、逆に1日で何本もフィルムを使い切ったり。
私とフィルム写真との付き合いには、随分とムラがあるようです。
それでも、写真を見返してみるとおもしろいもので、よく練られた今年1年のハイライトみたいになっているのだから不思議なもんです。
そんな、平凡な私の日常の、年末セール。
ご笑覧くださいませ。
まずはこちら。新年早々何やら物騒な買い物をしていますね。
カメラのナニワで売られていたフジカラー100。
なんと使用期限は2022年1月。
そんなすぐに期限切れになるフィルムを言い値で買うなんてけしからんと思い、店員さんに交渉したところ、あっさりと値切ってくれました。
(だから、調子に乗って期限間近のやつ全部買ってしまった…)
この大量の在庫確保によって、2022年のフィルム写真はフジカラー100が大幅なシェアを獲得することになったのでした。
冬
少し時計を戻しまして、1月2日の写真。
新年早々の夜勤を終えて、向かったのは美山かやぶきの里。
雪に覆われたかやぶき屋根の集落は、それはそれはきらきらと輝いて素敵でした。
マンションから見る冬の朝。
3月に引っ越したため、今はもうこの景色を拝むことは叶わず。
部屋って、離れてからその良さに気付くこともありますよね。
もちろん、今の部屋も気に入っているのですけれど。
2月は、奈良県天川村にある洞川温泉へ一泊旅行。
氷点下の気温の中をしずしず歩いていると、修行のような気持ちに。
中華屋さんの2階にある住み込み部屋みたいな宿に泊まりました。とっても素敵でした。
春
まぁ、春といえばの桜です。
ことしの大阪は天候に恵まれ、桜を楽しめる期間が長かったように思います。
夏
すっかり夏空だなぁと思って載せましたが、撮影日を確認したら5月上旬でした。
ただ、もはや夏ですね。たぶんしっかり暑かったような記憶もあります。
友人とポンペイ展へ。
おそらく6月くらい?(あやふや)
そうそう、夏はいろいろと忙しかったようで、フィルムカメラを持ち出す機会が減っていました。
一方で、撮影が減ると機材が欲しくなるという謎の現象も起こるものでして。
EOS Kiss IIIは、そんな時に手に入れたおもちゃだった気がします。
秋~冬
秋から年末にかけては、実はほとんど人に会っていません。
なんとなく気持ちが沈みがちで人に会いたいという気にもならず…。
あと、単純に灯台めぐりにのめり込んでいて、一人旅をする時間が長かったのも影響しているかもしれません。
夏まではたっぷり写真があったのに、秋から年末にかけての拍子抜けっぷりがすごいです。
人に会う頻度と、フィルムカメラを持ち出す頻度が比例していることが分かりました。
来年は撮りすぎてフィルムが足りなくなるくらい、社交的になりたい…。
その他、季節感の少ない写真たち
見返してたらむふふってなりました。
スキャンしたやつを画面上で見返しているだけなので、「手に持つ喜び」はないのですけれども、それでもフィルムで撮ったという事実が思い出を何倍にも輝かせてくれる気がします。
それから意外だったのが、持ち歩くカメラは圧倒的にニコンのMF一眼レフが多いわりに、見返して目に留まる写真の多くがEOS55で撮られたものだったことです。
EFレンズはニコンの古いMFレンズに比べれば設計が新しいし、AFでかっちりピント合わせてくれるしで、画質が良くてくっきりしてるからなんでしょうかね。
不思議なものです。
ことしの始めには40本ぐらいストックしていたPRO400Hも、残り5本になりました。
名残惜しい気持ちもあるけれど、フィルムは使ってなんぼ、写真は撮って見返して楽しんでなんぼ。
2023年も物惜しみせずにばんばんフィルムカメラで写真を楽しんでいきたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022.12.27
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