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【GIS】#10 GISに表示可能な五街道の数値データ(GPX・KML・SHP)のデータセット(note版)

地理情報システム(GIS:Geographic Information System)で表示や再利用ができる五街道(東海道,中山道,日光道中,奥州道中,甲州道中)の数値データは,2020年現在,インターネット上で検索する限りは見当たりません.

本データセットは五街道のラインデータをGIS分野で汎用的な3種類のフォーマット(Shape, GPX, KML)にて提供するものです.GISソフトやアプリへドラッグ・アンド・ドロップもしくはインポートしますとトラックファイル(ラインデータ)が線として表示することができます.

なお,これは2021年1月に公開したGithubのnote版となります.

五街道のデータセット

五街道は部分的に重複もありますので,各街道線は,以下の単独区間を対象としています.

東海道(日本橋ー三条大橋; ただし宮ー桑名間は海路のためファイルは海路を挟んで二分割)
中山道(日本橋ー草津追分)
日光道中(日本橋ー日光神橋)
奥州道中(宇都宮ー白河追分; 日本橋ー宇都宮は日光街道)
甲州道中(日本橋ー下諏訪追分)

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図-1. gpxデータをカシミール3Dで出力・可視化した図


データセット概要

データ形式: SHP (ESLI Shape)
       GPX(GPS eXchange Format)
       KML(Keyhole Markup Language)
測地系: 世界測地系
種別: ライン(線データ)


データ構成: 「data」フォルダの配下にある「shape」,「gpx」および「kml」に,それぞれのデータフォーマットの五街道のデータが格納されています.

利用方法

❶ zipを解凍すると「data」フォルダ内のshape,GPX,KMLファイルを取得できます.
❷ shape,GPX,KML対応のGISソフト(QGIS,Google Earth, カシミール3Dなど)にドラッグ&ドロップすると自動的に表示がなされます.

利用事例

『五街道のトラックデータ(gpx,kml)を『スーパー地形』へ転送できます.道中でのガイドに活用できます.


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図-2:五街道KMLを『スーパー地形』に取り込んだ様子

ライセンス(著作権について)

このデータセットはクリエイティブ・コモンズのCC BY-NC-SA 4.0(表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際)の下に提供されています.

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CC BY-NC-SA 4.0条件であれば連絡は不要ですが,出版などの商用・営利目的で利用されたい場合には連絡をお願いいたします.

連絡先は,以下から.

比定にあたって活用した地図サイト

[1] 谷謙二: 時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」
[2]  スタンフォード大学: Gaihōzu Japanese Imperial Maps
[3] 宮崎県情報政策課:ひなたGIS


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