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京大野球部の躍進と大学スポーツの活況

大学野球の各地域の春のリーグ戦が佳境を迎えています。そんな中、関西学生野球は、最後まで優勝争いがもつれました。首位の同志社大が最終節に立命館大に連敗したため、2位の近畿大に優勝のチャンスが巡ってきました。

そこに立ちはだかったのが、なんと京都大学でした。

京大は、一つ勝って近大を脅かし、第三戦にもつれ込みました。第三戦に勝てば3位でしたが、残念ながら大敗し結果は5位となりました。

しかしながら、ベストナインに2名が選出され、立命館大、関西大から勝ち点を奪う堂々の成績でした。

京大躍進の背景には、元ソフトバンクホークスの近田監督やプロ注目の水口投手の存在があるようですが、↓の記事にあるように京大らしい取り組みもあるようです。

昔から難関大の運動部出身の人は社会でいい仕事をすると言われています。

強豪校と対戦し、大敗することも多く、「敗戦から学ぶことを覚える」からだとされています。

関西学生野球は、京大以外は、プロ(NPB)に選手を輩出する環境があり、才能のある選手が集います。そんな強豪校相手に知恵を絞り、勝つ筋道を探求している選手たちは、卒業後いろんな分野でこの経験が役に立つだろうと思いますし、また役立てる人がたくさんいるのではと思っています。

その一方で、どうして彼らは厳しい受験勉強を突破した後も、ここまで野球にエネルギーを注ぎこむことができるのか不思議に思う部分もあります。

早稲田大の小宮山監督(元千葉ロッテマリーンズ投手)が↓の記事で理由を語っておられます。

大学野球の場が、「社会人野球にしろ、プロ野球にしろ、向こう側から『来い』という声が掛からないと出来ない場所なので、自らの意志で競技を出来る最後の場所(だから)・・・」と分析されています。

自分の意志で続けられる最後の場所。これは野球に限らず、あらゆるスポーツにも言えることでもありそうですね。

彼らにとって、大学は学びの場であると同時にこれまで続けてきたスポーツの集大成の場でもある。だからこそカテゴリーに関わらず、最後まで頑張っているのでしょう。それは素晴らしいことだなと感じます。

これまでとは違った形で学生スポーツを応援したくなりました。

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