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イラストレーターに必要なちから

イラストレーション作品の魅力にはいろいろあると思っていて、描写力や色彩表現、構図のとり方などの「画力」に関わることはもちろん、その人ならではの視点やモチーフ選び、メッセージの込め方など「人間性」が見えるのも面白いです。

画力は高いに越したことはないのですが、それだけが良い絵を決める基準ではないですもんね。展覧会などでたくさんの方の作品を見ていて、つい足を止めて見入ってしまうのは、これを描いた”人”が感じられる絵だったりします。ぼくは特にそういうところに興味があるかもしれません。


ところでイラストレーターという”仕事”において使われる絵にもたくさんの基準があります。芸術性を求められることもあれば、わかりやすさや伝わりやすさを必要とされることもある。ぼくの印象ですが、圧倒的な画力を求められる仕事というのはかなり数少なくて、つまりやっぱりそれだけで食べていける人というのは少ないと思います。

では画力は切り捨てて進めばよいのかと言われると全然そんなことはなくて、自分自身の絵には日々向き合わないといけないと思うのですが、それと並行していろんな要望にどういうカタチで答えるのが最適か、という「判断力」を培うのが大切だと強く感じます。

判断力がつけば、必要に応じた力加減ができるようになります。力加減と言っても手を抜くという意味ではなく、情報を整理する上でシンプルにしたり、あえてゆるいタッチにしたりと、最適なバランスで表現するということです。常に肩に力の入ったストレートの全力投球がよいとは限りません。


投げるボールの速さだけなら誰にも負けない!という人でも、それひとつだけでは”使える”ピッチャーになれないのと同じように、コントロールはもちろんスローボールや変化球、時にはけん制球、対するバッターによっては敬遠する必要もあるかもしれません。相手や場面に応じて投げる球を変える、それらを織り交ぜるからこそ、速球が活きてくるわけです。

そもそも全力投球をし続けるとたちまち肩を故障してしまい続けることすら難しくなるかもしれませんし、ワンパターンな攻撃ではバッターからアウトを獲り続けることは難しいでしょう。


ちなみにそんなピッチャーであるあなたにおすすめの変化球はチェンジアップ。ストレートよりもスピードが遅く、バッターの手元で沈んでいくため打者のタイミングを外すのに有効な変化球で、初心者でも比較的覚えやすい簡単な変化球と言われています。

ボールの握り方は、ストレートが人差し指と中指を使いボールを握るのに対し、チェンジアップは中指と薬指に変えるだけです。人差し指と小指は添えるだけ。

あとはストレートと同じような腕の振り方で投げれば…


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違う違う!どっから野球の話になった!?



…失礼いたしました。真面目な話をネタっぽくしてしまって反省しています。ちなみに野球は全然詳しくないですけど、この記事で使ったような絵も描きます。ご用命くださる方は、どうぞよろしくお願い致します。肩をつくってお待ちしております。



クリエイティブディレクターの池田さんからのコメント。ありがとうございます。そう高々と担がれると恥ずかしいですね…😳真面目な話をちょっと茶化してしまうのは関西人の良くないところ…でしょうか。。。

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