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高校野球で疲弊しないという選択【NPB埼玉西武ライオンズ武内&MLBシカゴ・カブス今永投手の経歴から思うこと】

開幕から苦境に喘ぐ埼玉西武ライオンズ。そんな中、活躍を見せているのが、新人の武内 夏暉投手です。
開幕から先発ローテーションに食い込み、8月16日現在、7勝3敗の好成績を上げています。

一方、横浜DeNAベイスターズから今シーズンMLBシカゴ・カブスに移籍した今永 昇太投手も同じく8月16日現在、9勝2敗の好成績を残しています。

ともに、チームが不調の中でのこの成績ですので価値があると思っています。

この2投手、キャリアに共通したものがあります。

それは、決して野球強豪校とは言えない公立高校の出身であることです。

武内投手は、福岡県立八幡南高校

今永投手は、福岡県立北筑高校

で高校時代プレーしています。

MLBでは、投手の肩は消耗品という考え方強いと言われる一方で、日本の野球文化では、投げ込みというトレーニングがあり、どちらに理があるのか、素人の私には判断がつきませんが、公立高校出身のお二人の経歴は、それなりのヒントになるのかなと思っています。

また、お二人とも大学は戦国東都と言われる東都大学リーグのチームでプレーしていますので、プロの階段を上るには、しっかりとしたトレーニングを積む時期は必要なのでしょう。

ただ、その時期は体ができた二十歳前後でも十分であるともいえるのかなと思っています。

私立の野球強豪高校に進学して、過酷な練習やオーバーワーク気味の投球をするよりは、高校時代は過度な疲弊をしないというもの一つの選択肢なのかもしれません。

高野連が7イニング制を検討しているという報道の後、やはり野球強豪高校の監督さんからは、疑念の声が上がっています。それはそれで一定の理があるなとも思うのですが、ただ、上記のお二人の活躍を見ると、成長期後期の高校時代はオーバーワークをさせないという環境は大事なのかなと思います。

7イニング制は、その観点からも理があるのではと思っています。



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