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私たちはどんな世界に生きているのだろうか。【読書通帳にみる、図書館で本を読むと「得をする」という思考】

最近、図書館に足を運ばなくなって久しいこともあり、世間に読書通帳なるものがあると知り、驚愕しています(@_@)

今は貸出記録は、コンピューター管理しているので、このような技術は簡単なのでしょうが、そこに本の値段が書いてあるというのが今の時代を反映しているのでしょう。

大学時代、割と頻繁に図書館に通い詰めて本を読んだ方ではあるものの、本を買わずに「得をした」とは全く考えなかったように思う私には違和感の大きい考え方でもあります。

このニュースに登場する女の子、得をして喜んでいるわけでもなさそうで、そこは救われた感じはありますが、そもそも図書館で本を読むことは、「買わずに得をする行為」なのでしょうか。

図書館については、ベストセラーの本について、市民から「借りられない」と苦情が来て、図書館が大量に蔵書に入れているという話を聞きますが、図書館はタダで本を読めるという視点のみでみている現代人は多いのかもしれません。

ただ、著作に関わった作者や出版社の権利侵害という側面もあり、そもそも本を読むことについて、一定のコストがかかるという認識は持っておかないと、本に関わる人たちの生活が成立しなくなる。

図書館の方が来館者を「お客様」と呼んでいたりと、いろんなことを考えるとなんか、モヤモヤするニュースではあるなと感じています。

私たちは、どんな世界に生きているのだろうか。そんなことまで考えてしまいました。

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