見出し画像

リード文は、短くても確実に読むこと!【1問あたりの配点の大きい物理は要注意】

大学入学共通テストまで1週間を切りました。どの科目も長い文章を読ませることが特長の共通テストですが、理科はそこまでリード文が長くないと感じる受験生も多いでしょう。

というもの、一般に理科はそもそもリード文が長く、文章を読みながら空欄を埋めていく形式の出題も多いからです。京都大学や同志社大学などがその典型かなと思っています。

そのような背景もあり、短いリード文を雑に読んでしまう場合があります。これは要注意です。

2021年の物理にこの怖さが潜んでいます。

特段難しい問題ではない本問、ぽつぽつと不正解者が出た問題です。
その多くが①として、不正解となったのです(③とした人は自分が知る限りいませんでした)。

これは間違いなく、リード文を記号の確認程度しか読まなかったか、雑に読んだかのどちらかでしょう。

   

この赤枠の「単位長さあたり」を読み落としてしまい、抵抗をrのまま計算したのがミスの原因となったのではと思います。このようなミスは、ちゃんと出題側は網を張っており、選択肢として誤答が仕込んであります。ちなみに正解は②です。

共通テストだから、長いリード文ばかりに目が行きますが、こういう細部にも注意が必要です。

特に物理は1問当たりの配点が5点がデフォルトなので、ミスは致命的になる場合があります。リード文は、細心の注意をもって読んでいってくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?