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やっぱり、社会派?軽佻浮薄に見せかけて、実は質実剛健?【wakatte .TVの魅力】

受験生も結構観ているwakatte .TV。

「学歴」社会をうまく風刺し、時に揶揄しているものの、それはどうなん?と感じる企画もありますが、時々ド直球な企画も出してくるのが魅力でもあります。

現在の入試制度において、問題点が山積みであるのは当然です。
・日本の大学入試は英語ゲー
・帰国子女に甘すぎる
・指定校優遇されすぎ
・指定校は下のコースに推薦枠を配りすぎる
・東大は首都圏有利
・地方の高校の教育は間違っている
・小学校からエスカレーターに上がっているのは、親の力
・指定校推薦に存在意義は「ない」
・芸能人が(旧)AO入試を使って早慶に入れるのはおかしい
・私立の医学部は、お金を積めば入れる

ざっと列挙してもわかるように若者は、大学入試の現実をちゃんと見ています。そして、それについて反省をしない大人の姿勢も然りでしょう。

これをみてもわかるように、一般入試に問題点をすべておっ被せても問題が解決するとは思えません。
総合型選抜入試にだって問題は山のようにある。決してオルタナティブではないと私は思っています。

特に私立大学は、社会の縮図のようなところがあり、いろいろ「そんなんありなん?」という現実は存在しているなあとしみじみ思います。

ざっと挙げただけでもこれだけ問題があるのであれば、解決策が単純であるはずはないことは間違いと思います。
問題解決のいたちごっこは必定であり、「こうすればいい」という解決策などはありえるはずがない。

今回の動画は、ブレーンストーミングのようにまずは、「問題をテーブルの上に並べてみるとわかることがある」というのは、よく理解できるなと思うところです。

あと、こういう動画になると、いい意味で、お二人の地金がでてくるのは、興味深い。日本の入試について普段からいろいろ考えているからこそ、言葉が出てくるのでしょう。
wakatte .TVが軽佻浮薄に見せかけて、実は質実剛健だということをしみじみと感じさせてくれますね。


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