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「塾・予備校に行っても成績が伸びないのは、誰の問題?」について筆者本人が思う事。

三回に分けて、「塾・予備校に行っても成績が伸びないのは、誰の問題?」について思うことを書いたのですが、思いがけず多くの方に読んでいただたようで、書いた当人が驚いています。

この現状を見て思うのが、塾や予備校に通っていて、思うような成績をとれていない方やそんな経験がある方が多いという現実があるのだろう思いました。

塾や予備校業界に蔓延する、成績についての無責任さはビジネスを脅かすところまで来ている印象があります。

YouTube上で、大学生が自分の経験を語ったり、新しい塾ビジネスに挑戦する人たちの行動をみると、図らずもこれまでの既存の事業者の問題点を暴いていっている感じがあります。数年前まで受験生だった彼らの声はリアルで、説得力があります。

何度か触れていますが、そんな現状で異彩を放つのがやはり、武田塾の存在でしょう。

武田塾が塾や予備校は本来は成績を伸ばすためのサービスを提供する場であることを突き付けたという点で、時代の転換点を象徴する存在だと思います。

コロナの問題で、教室型授業の予備校から映像授業型の予備校へ流れているという現象はあるようですが、それはあくまで表層的なものでしかなく、授業型ビジネスモデルは、緩やかに下降曲線を描きながらある一定の収束点まで、衰退していくと私は思っています。

ハイクオリティの授業によってインスパイアされた受験生が成績を爆上げして難関大・ブランド大に合格するという物語が、現実としてどの程度の確度で出現しているのか、授業型サービスを展開する事業者は、しっかりと数字を把握すべきでしょう。

私の感覚では、ほとんどないというのが実情です。また、いたとしても、大半がポテンシャルの高い人達だったと思われます。自分たちのサービスだからできたと胸を張って世間に主張できるのでしょうか。

幻想を振りまいてビジネスを継続しても、舞台裏を現実が次々に明らかにしていく時代の中で、生き残っていくのは難しいのだろうと感じます。

それは、私自身の今の仕事へ突き付けられている課題であることも理解せねばならないことだと思っています。

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