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とある文化部女子高生の悩み【女子が男子を上回る時代に生じる現役とOBの問題】

先日、ある文化部に所属する女子高生が、授業後、愚痴を言っていました。
それは、

OBのおじいちゃんたちがやってきて、私たちの作品や(顧問の)先生のダメ出しをして帰る。どうリアクションすればいいのかわからず、気まずい空気が流れる

とのこと(^^;

その方の所属する文化部は、女子部員が大半。それに対して、部に顔を出す卒業生はほとんどが男性とのこと。

私の学生時代、科学部や写真部は男子しかおらず、男の巣窟というイメージのある文化部は結構ありました。

それが時代の変遷を経て、男女比が逆転して、女子が圧倒している文化部は結構あり、その方の所属部もその一つのようです。

その結果、現役は女子だらけ、卒業生はOBだらけとなり、このようなミスマッチが起こっているようですね。

なので、その方の所属する部では、男子部員のスカウトに力を入れいているとのこと。
時代は変わったものだと思う一方で、ここでもアクティブな女子の存在を確認できます。

今の時代は、元気があるのは、やっぱり女子。男子は、大人しい傾向があります。運動部の男子は元気ですが、リーダーシップのある男子は少ないのかなと感じています。

ただ、コミュニケーションスキルの高い男子は増えている印象があり、今、社会で跋扈しているパワハラ気質の俺様系おじさんは未来には絶滅危惧種になっているのではと思います。

また、もはや共感世代が偏ってしまっている漫画の『島耕作』シリーズは、あと30年もすると、文化人類学の資料として、日本のジェンダー論の歴史的役割を担うこととなるでしょう。

話を戻すと、今の文化部は、吹奏楽部や合唱部などのコンクールガチ部でなければ、楽しむことを主眼に入部していることが大半。
楽しく一生懸命に活動するという価値を大切にしている印象があります。

なので、彼女たちからすれば、OBがやってきて、上から目線の批評などしていらんことなのではと思います。

そのあたりの「空気を読む」こともOBの嗜みとして必要な時代ではないのかなと感じています。


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