西新宿で様々な取組が！～～令和3年度第4回西新宿スマートシティ協議会 レポート～～
皆さんこんにちは。東京都では一昨年度から、地元のエリアマネジメント団体である（一社）新宿副都心エリア環境改善委員会と共同で西新宿スマートシティ協議会を運営し、地元企業をはじめとする様々なステークホルダーと連携しながら、西新宿の街をスマートシティにしていく取組を推進しています。
協議会について
西新宿スマートシティ協議会では、地域課題の抽出や解決策の推進に向け、テーマごとに取組を検討する4つのプロジェクトチーム(PT)/タスクフォース(TF)が活動しています。また、四半期に1回、それぞれのPT/TFの進捗を共有し、全体の運営方針等を確認する協議会を開催しています。
昨年度の締めくくりとなる第4回の協議会が3月29日(火)に開催し、昨年度の取組や今年度の方針について意見交換を行いました。参加者からは、エリアOSやXRなど数年前には導入が難しかったような技術が実装されつつあり、今後も新しいテクノロジーを活用して高いレベルでスマートシティやスマートシチズン創出の取組を進めてほしいなどの意見をいただきました。
中長期プロジェクトについて
協議会では、課題解決PTにおける中長期の課題解決プロジェクトとして、2~3年後の目指すべき姿を見据えて中長期の実証に取り組んでいます。
今回新たに「無人対話型受付案内プロジェクト」が、中長期プロジェクトとして承認されました。このプロジェクトでは、キャラクター・インターフェイスを活用して、ルートやイベントを案内し、その場を利用するユーザーの声を収集するタッチポイントとしても機能する、無人対話型の受付案内を提供する予定です。非対面・非接触でも人間らしい豊かなコミュニケーションを通して「人と都市」が繋がり、都市はリアルタイムに人の声を集積し、より良い環境に常にアップデートを重ね、住民の幸福度が上がっていく様な状況を目指していきます。
既存のプロジェクトについても、「新宿WoWプロジェクト」の取組の一環であるBeyond the Frame Festival や、「スマートシティカレンダー」など、各プロジェクトリーダーから昨年度の取組について報告を頂きました。
プロジェクトについて興味がある方は、是非とも協議会のホームページをご覧いただければと思います。今年度も中長期プロジェクトの取組を更に進めていきたいと思っています。
広報・巻き込み活動について
協議会では、公式ホームページやLINEコミュニティなどを通じて、この1年間様々な広報・巻き込み活動を実施してきました。
以前noteの記事でもご紹介した「西新宿Smart City WEEK 2022」では、協議会にて西新宿のスマートシティの取組を紹介するクロストーク「未来の西新宿ってどんな街？」をオンライン配信し、1,000回を超える視聴をいただきました。
このクロストークは、東京都主催のイベント「5G Connected City 西新宿 2022 ～つながるまちと新たな生活～」と連携して実施しました。イベントの様子は下記のnoteの記事にまとめておりますので、こちらも是非ご覧ください。
協議会では、一方的に情報を発信するだけでなく、LINEコミュニティに登録いただいている方から、プロジェクトに対するアイディアを直接いただく意見交換会も実施し、昨年12月に実施された「新宿WoWプロジェクト」の取組の一環であるCandle Night @ Shinjukuに向け学生を含めてディスカッションを行いました。
また、スマートシティに関連するテーマについてPTメンバーの理解を深めるための勉強会も定期的に実施しており、メンバーが持ち回りでテーマを決めて、様々な事柄について意見交換を行っています。
今年度も引き続き広報を行っていくとともに、LINEコミュニティに参加いただいている皆様にとっても関心の高い取組を実施し、多くの人が主体的に参加できる機会を増やしていければと思っています。
おわりに
今回は、令和3年度第4回西新宿スマートシティ協議会についてご報告しました。今後も様々な取組を通じて、西新宿エリアのスマートシティに対する熱量の高いものにしていきたいと思います。
この記事を読んでいただいた皆様も西新宿スマートシティ協議会のホームページを定期的にご覧いただいたり、西新宿の取組を配信しているLINEコミュニティに登録いただいたりして、是非とも熱量の高いコミュニティの仲間に加わっていただければと思います。
多様な人が集まり、先端技術を活用した様々なスマートシティの取組が西新宿で行われ、多くの方々に西新宿を魅力ある都市だなと感じていただけるように、取組を進めていきたいと思います。
