地域の課題をまちのスマート化で解決!~「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」の紹介~
皆さん、こんにちは。デジタルサービス推進課スマートシティ推進担当です。
今回は、我々が取り組んでいる「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」を紹介させていただきます。
この事業についてお話をするのは、デジタルサービス推進部noteでは今回が初めてとなりますので、まずこの事業で何を行っているのかについてご説明します!
●「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」とは?
東京都では、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、都民のQOLの向上を目指す「スマート東京」の実現を目指しています。
この「スマート東京」を実現するために、東京都ではこれまで先行的に取組を進めるエリアをいくつか選定し、そのエリア内で重点的にスマートシティの取組を進めてきましたが、この成果を都内全域に広げていくためには、より多くの地域で、地域が主役となる“まちのスマート化”の取組を進め、各地域の取組を蓄積し、他の地域へも横展開が可能な事例を創出することが重要となります。
このような背景から、令和4年度より、区市町村、大学、地元企業等が連携し、デジタルの力を活用し、地域の課題をまちのスマート化で解決していくことを目指す取組への支援を実施しています。
●令和4年度選定プロジェクトの紹介
令和4年度は、4つのプロジェクトを選定し各取組を支援しました。ここでは、令和4年度に採択されたプロジェクトを紹介します。
・住民参加とシェアの革新による「下町人情ウェルネス・スマートシティ」の実現(アーバンデザインセンターすみだ(UDCすみだ))
「健康寿命をのばし、誰一人取り残さない『健康長寿日本一のまち』」を目指し、公・民・学の連携によるキャンパスエリアをフィールドとした社会実験を通じ、住民が主体となって地域課題に取り組むウェルネスなまちの実現に向けて取り組みを進めています。
・外出したくなる・移動しやすい安全なまちづくり 回遊の分析・向上実装プロジェクトin高島平(スマート高島平プロジェクト協議会(仮称))
老朽化した施設や衰退した商店街などを抱え人口が減少している高島平地域において、住民の利便性や地域の魅力・活力を高め、来訪者や新たな居住者の流入を促したり、災害時の混乱を最小限に抑え、住民の防災意識を高めたりすることを目指し、取組を進めています。
・多摩センターの将来の「まちづかい」ビジョンを描く
(多摩センタースマートシティー協議会(仮称))
高齢化やインフラの老朽化が進むことにより生じた従来と異なるニーズに対応するため、住民等が「共感」をキーワードに既存の資源である都市基盤・インフラを使いきる「まちづかい」のビジョンを創出する持続的なプラットフォームの形成を目指し、取組を進めています。
・見える化で街をフェーズフリーにする赤坂地域デジタルツイン化構想「デジタルAKASAKA(仮称)」サービス実証事業(デジタルAKASAKA(仮称)プロジェクトチーム)
街の見える化を通じ、住民に対する安全・安心の提供のみでなく、利便性向上・賑わいの更なる創出にも同時に資する、平常時と災害時ともに価値をもつフェーズフリーなエリアプラットフォームの構築を目指し、取組を進めています。
令和5年3月に開催した「SMARTCITY × TOKYO -2023 SPRING CONFERENCE-」では、各プロジェクトで取り組んでいる内容について発表いただきました。
当日の発表の様子を録画した動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。
【当日の発表の様子】
※上記は、youtubeにて公開されている動画となります。
※上記動画をそのまま再生していただくと、「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業の取組発表」のパートから動画が開始します。
●令和5年度の公募開始について
令和5年度の支援事業の公募が、令和5年5月31日(水)から開始されます!
令和4年度から継続となる3プロジェクトに加え、令和5年度も新たに3プロジェクトを選定し、合計6プロジェクトを支援する予定です。
令和5年度はどのようなプロジェクトが選定されるのか、今後にご期待ください。
※事業概要や令和5年度の公募に関する詳細は、以下の事業ホームページにてご案内しております。
今後の取組についても、本ホームページにて情報を随時更新しますので、ぜひご覧ください。
https://www.chiiki-smarttokyo.metro.tokyo.lg.jp/