地域の課題をまちのスマート化で解決!~「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」~part2
皆さん、こんにちは。デジタルサービス推進課スマートシティ推進担当です。
「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」の令和5年度の選定プロジェクトを8月9日に公表しました!昨年度の選定プロジェクトを合わせて6つのプロジェクトが地域のスマート化の取組を進めていきます。
今回は、令和5年度の選定プロジェクトを紹介させていただきます!
●そもそも、「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」とは
初めて見る方は前回の記事「地域の課題をまちのスマート化で解決!~「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」の紹介~」をご覧ください。本事業の概要と令和4年度の選定プロジェクトの紹介がございます。
参考までに、令和4年度選定プロジェクトは以下の4つです。
住民参加とシェアの革新による「下町人情ウェルネス・スマートシティ」の実現(UDCすみだ)
外出したくなる・移動しやすい安全なまちづくり 回遊の分析・向上実装プロジェクトin高島平(スマート高島平プロジェクト協議会(仮称))
多摩センターの将来の「まちづかい」ビジョンを描く(多摩センタースマートシティー協議会(仮称))
見える化で街をフェーズフリーにする赤坂地域デジタルツイン化構想「デジタルAKASAKA(仮称)」サービス実証事業(デジタルAKASAKA(仮称)プロジェクトチーム)
※本事業の概要は、以下の事業ホームページでもご紹介しております。
●令和5年度の選定プロジェクトの紹介
本年度は5月31日より公募を開始し、選定の結果、3つのプロジェクトが選定されました!
・東村山市で暮らす喜びを市民が享受・共有するデジタル地域ポイント基盤整備プロジェクト
事業主体:一般社団法人 東村山地域振興機構
都心へのアクセスが便利であるがゆえに、買い物を地域で行わないことが地域経済循環率を下げる要因のひとつとなっています。そのため、「デジタル地域通貨」と「デジタル行政ポイント」を用いて、地元の経済の活性化を目指します。また、各種給付金のデジタル地域通貨による給付で迅速化を図るとともに、これらの仕組みを活用し、住民とのつながりを強めることなどにも取り組んでいきます。
・都市OSを活用した、データ活用による地域課題解決と共助社会の推進プロジェクト
事業主体:狛江市
各年度にテーマ設定をして新規プロジェクトの立ち上げを行っていく、まちのスマート化の取組です。初年度はリビングラボの設立から始まり、2年度目は環境データダッシュボードの作成と地域コミュニティポイントの整備、最終年度は防災情報提供のためのデータダッシュボード・見える化ポータルの作成とスマホ防災情報流通システムの整備を行います。
・多摩センターの将来の「まちづかい」ビジョンを描く
事業主体:多摩センタースマートシティー協議会(仮称)
前回の紹介の記事を見た方は、お気づきになったのではないでしょうか。本プロジェクトは、令和4年度は、単年度の支援プロジェクトとして紹介させていただきましたが、今年度改めて選定され、継続して支援することになりました。
従来の「まちづくり」から住民とともに取り組む「まちづかい」を目的として、オープンイノベーションの場である「多摩ラボ(仮称)」を開設し、小さな実証実験を積み重ねていきます。
また、デジタルツールを活用した、エリアの活用を目的とした人流計測、交流の促進を目指した地域ポータルの構築、小型モビリティの導入を予定しています。
●6つのプロジェクトの関係者が集う合同ミーティングが9月に開催されました!
令和4年度と令和5年度の選定プロジェクトの関係者が対面で交流できる数少ない機会のため、会議終了後の交流では活発な意見交換が行われました。これにより、地域間の連携が生まれて新しい取組がスタートするかもしれません。
●最後に
各プロジェクトでは様々なイベントやワークショップが開催されています。お住まいの地域はもちろん、近隣で開催されているものもあるかと思います。事業ホームページにイベント情報がアップされますので、ご興味あるものがありましたら是非ご参加ください。