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福祉転職フェア参加レポート

はじめに

お疲れ様です。ゼロカロリーです。
近頃急に寒くなりましたね

以前の記事で目標をつくったとおり、今年の残りの目標にコミュニケーションというものがあります。

この休日そのコミュニケーションを目的として、福祉系の転職フェアに参加してきたので、行ってきた感想をお伝えできればと思います。


経緯

そもそも私が福祉系の転職フェアに参加したのは何故でしょうか
ざっくり、元々興味があったからです

私は新卒で書店に就職をしたのですが、度重なるパワハラ、セクハラ、サービス残業で1年ほどで退職し、適応障害になりました
その時にTwitterでフォロワーさんにいろいろ相談しているうちに、自分と同じように心が疲れてしまっていた人、障害などで生活に困難がある人などと仲良くさせていただきました

とても素晴らしい方々なのに、特定の原因によって生活に困難を抱えていることを、私は疑問に思いました

結論として、IT技術でそういった課題解決に取り組めないか? と思ってIT企業に転職した、といういまがあります

そして、その転職のきっかけこそが今回福祉系の転職フェアに参加した理由になります

自分のやりたいことを実現するために、業界研究のために今回参加した運びとなります

当日の行動方針

参加させていただいた転職フェアはこちらになります

3つの分野+αで160の法人が参加する大型の転職イベントとなります
開催は11月23日の13:00 ~ 16:00と短い時間の中で開催されました

参加の際に受付でマップと簡単な法人情報の冊子をいただけるので、その情報を元にまわることにしました

恥ずかしながら基本中の基本も知らない状態で参加させていただきましたので、ざっくりと内容を知るために以下の条件で話を聞きにいきました

  • 私自身の条件で応募が可能な企業

  • 各分野1~2企業

  • なるべく法人の形式が異なるところに行く(株式会社、社会福祉法人など)

はじめて知ったこと

3時間の中でお話を伺うことができた法人は5法人でしたが、いろいろと興味深い内容を知ることができました

高齢者介護の形式

介護には、通所、グループホーム、訪問介護などの様々な形式で行われているそうです

言われてみるまで正確に認識しておらず、いろいろごちゃまぜに理解をしていたので、それぞれの形式の目的やサービス内容も確認できたのはよかったです

ターミナルケア

高齢者介護で、ご利用者様が亡くなる際のケアやサポートを行うことをターミナルケアというらしいです(理解が間違っていたらすみません)

私は介護と看取りというのは完全に別で、状況的に看取ることはあっても、業務的には医療の分野で実施しているイメージであったためこれには驚きました

あるアンケートによると、人生の最期を迎えたい場所は「自宅」と回答した方が7割ほどいらっしゃるそうです
そのため施設や医療機関ではなく、介護士が自宅に伺う形の訪問介護も多いそうです

児童も福祉

児童福祉という言葉こそ知っていましたが、児童というものは福祉の分野ではないと勝手に思い込んでいたので、知ることができてよかったです

無資格でも働ける

これは介護でも保育でも同じみたいなんですが、無資格でも働くことはできるみたいですね

保育士なんかは資格ありきの職業だと思っていました

もちろんできることは限られてくるみたいですが、まずは入ってもらって、研修や働きながら資格を取得して仕事の幅を広げていくキャリアを選択することができるようです

複合的な事業をしている法人が多い

私がお話を伺ったところだけになりますが、様々な形式がある中で、1つの形式だけを事業内容としているところはなかったです

高齢者介護であれば通所、グループホーム、訪問介護を混合したサービスを提供
保育では幼稚園と保育園の運営
障碍者福祉ではお仕事紹介や創作活動のサポートなど

1つの形式だけでは課題を解決できないか、公益性の観点から必要なのかもしれませんね

質問した内容

お話を伺う中で、以下のようなことを聞いてみました

  • 法人の理念

  • DXの取り組み内容

  • 課題

法人の理念

詳しい内容に興味のある方は、URLの企業検索からみていただくとして、個人的な印象で言うとふわっとしたものが多かったです

福祉業界らしさという観点で言えば、やさしさや寄り添いを大事にしているところが多かった気がします

理念の抽象度で言えば現職も似たようなものなので、理念というものは解釈の幅があるものなんでしょうね

DXの取り組み内容

取り組み自体は実施しつつあるそうです

職員の作業効率化のためのPCの導入から、チャットアプリなどで連携をとる、ビデオ越しに自宅介護のご利用者様の様子をみるまで

課題

  • 人手不足

  • 制度に振り回される

  • 公益性

  • IT化の導入コスト

  • コミュニケーション

などがあるのかな、と思いました

人手不足に関してはニュースなどで度々話題になりますよね
時期にもよるかもしれませんが、転職フェアの参加者自体が少なく、若手が少ないように思えたので、働き手が少なくなっているのかなと思いました

制度に振り回されるというのは、社会福祉法人という組織構造上、法律や制度によって運営が大きく変わってくるというところですね
制度が1つ変われば職員の生活にも影響が出て、仕事のやり方を変えざるを得ないのが大変だとおっしゃっていました

公益性は、制度の話にも繋がりますが、職員の給料の問題や何をどこまでできるかがこの公益性によって縛りがあるのだと思います
株式会社ではそういった課題は見受けられなかったので、福祉法人としての在り方自体に課題があるのでしょうか

IT化の導入コストについては、せっかく導入しても誰もつかってくれない、コストばかりかかってしまうところにあるようです
働き手自体も高齢化であり、やり方が大きく変わりすぎるということに課題がありそうです

コミュニケーションは、やはりリアルでの働き方になるので、職員同士の連携だったり、利用者様とのコミュニケーションが必要になってきます
職員同士の連携はチャットアプリで解決しようにも情報量が多すぎて追えなかったり、通話もハンズフリーではできなかったり、利用者様のプライバシーの問題があったり、そんなコミュニケーションに関わる課題が大きくあるように思いました

気になったこと

ここまでいろいろ書いてみましたが、他にもこんな疑問が生まれたので、今度調べるためにも残しておこうと思います

福祉の形式

高齢者介護の分野では様々な形式で実行しているという話でしたが、障碍者福祉や児童福祉などではそういった形式はとっていないのでしょうか?

児童福祉だと家庭教師などが訪問介護にあたる?

私が話を伺った中ではそういった説明はなかったので気になったところです

児童福祉

児童も福祉に含まれるということを知りましたが、そもそも法律的にはどういう位置づけにあるんでしょうか?

現在の日本では小学校に通う前に保育園、幼稚園に通うのが基本な流れとなっていますが、義務教育というわけではないですし、保育園は行っていたりいなかったりしている印象なので、立ち位置がよくわからないんですよね

担当者のやる気のなさ

サンプル数が1なので、たまたま話を聞いた法人がやる気がなかっただけの可能性は高いですが、そういったところがあったので気になりました

具体的には、

  • いきなりなんでもいいので聞いてくださいと丸投げ方式

  • 説明が雑

  • 法人の理念やビジョンを言っているだけで内容を正しく理解できていないっぽい?

出展までの形式がどういうものか把握できておりませんが、ある程度コストがかかっているでしょうし、たくさんの方と話せる機会なのに、担当者の準備不足にはもったいなさを感じてしまいました

いま住んでいるところから通えるか?

どこの法人、企業でもいま住んでいるところを重要視しているようでした

新卒の頃は総合職で全国転勤ありのところに応募、現職はTwitter経由で転職したので、法人側がそういう価値観であることが新鮮でした

でも採用の観点でかなり条件が絞られてしまいますが、そのあたりはどう解決しているのかが気になります

データベースを活用できていない

受付で渡される冊子に、応募条件が記載されているんですが、これが正しく記載されていないようなのが気になりました

無資格、未経験応募可能な場合は対象の項目に「無資格可」「未経験可」と記載があるという内容でした

実際は「無資格可」と「無資格不可」が同時に書かれていたり、それなのに何も記載していない法人が合ったりとルールが統一されていませんでした

これ法人から情報を取得する時に紙かつ記述式で記載いただいたのではないでしょうか?
記載必須項目にしてチェックボックス形式にしていれば間違った内容にはならなかったのではないかと思います

これはやり方を変えるべきなのでは? と思いました

おわりに

以上で福祉転職フェア参加レポートは終わりになります

この次にやろうと思っているのは、

  • 疑問点の調査

  • 課題解決の模索

事前インプットとしていくつかの疑問点が出てきましたので、より理解を深めるために疑問点を調査したいと思います
特に、お話を伺った法人様の資料をいただいたので、こういった情報を元に業界分析を進めていきます

そして、今回抽出した課題、分析を進めていく中で新たに抽出した課題を元に、どのような方法をとれば課題を解決できるかを模索してみようかと思います
まだまだ未熟ですが、SEとしてシステム設計に関わることも多くなってまいりましたので、課題という要求に対してシステムで解決できるように行動をしていくつもりです

そしていつか福祉の課題を1つでも多く自分の能力で解決できるようになっていけたらと思います

以上、閲覧いただきありがとうございました

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