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年収?休みの取りやすさ?転職は自分の希望を明確にすること【Engineer's voice#8】

はじめまして。株式会社スマレジ 開発本部CTO室のIです。

今回は、私の転職体験談をシェアさせていただきます。特に、これから転職を考えている30代~40代のシニアエンジニアの方々に参考にしていただければ幸いです。


~まずは簡単に自己紹介~

■エンジニア歴:9年
27歳のときにエンジニアに転向。その後、大規模プロジェクトの開発から小規模プロジェクトの立ち上げまでを経験。Laravelを中心としたバックエンド開発からインフラやフロントエンドまで幅広く取り組む。
■スマレジ入社:2022年12月
CTO室の配属となり、プロダクトを横断した技術課題の解決に従事。現在は開発を行いながら、DevOps周りの改善や大規模データ対応も担当中。

経営方針の転換がきっかけになった転職活動

前職では非IT企業のIT部署立ち上げに携わっていました。プロダクトはユーザー数が順調に伸びており、改善点はあるものの環境に特に大きな不満はない状態でした。

しかしながら、IT部署立ち上げから3年ほど経過した頃、次年度のエンジニア採用予算が削減されるなどの方針を受け、現状以上に部署が成長することがイメージできなくなったため、より良い環境を求めて転職活動を始めました。

私はスマレジが5社目のため、これまでも何度か転職した経験があり転職活動自体には慣れていました。しかし、各企業が定義する聞き慣れないポジションについては詳しくなかったですし、現在の自分の市場価値はどの程度なのかについては不明瞭な点も多く、正直悩みました。客観的な情報が欲しかったのもあり、ひとまずエージェントを利用して転職活動をすることに決めました。

エージェントも企業も、自分軸で選ぶ

始めのうちは複数のエージェントとお会いしていましたが、最終的には自分に合うエージェントに絞って転職活動を進めました。

というのも、実際に複数のエージェントへ相談してみると、対応にはかなり差があると感じたからです。エージェントとのやり取りのシステムが使いにくいところや、興味のない求人が自動でどんどん送られてくるようなところなど、自分には合わないと感じる部分も多くありました。

最終的には、レスポンスが速く、私の希望を理解した上で求人を提案してくれ、市場価値や転職基準の相談にも親身に乗っていただけるエージェントを厳選して利用することにしました。利用するエージェントが絞れていると、複数企業の日程調整もある程度まとめてやってもらえて楽だったなと感じます。この点は実際に活用してみて気づいたメリットです。

また、前回の転職時は独身でしたが、今回は家庭があるため、プライベートが尊重されることや会社の安定性も重視していました。家族に対しては転職活動を始める際に、先に家庭に影響する部分や、どういった収入や働き方の条件を想定しているかをしっかり伝え「ちゃんと条件に合う企業が見つかったら転職する」という形で合意を取っていたので、特に反対などはなかったです。家族に相談するタイミングは何かと悩ましいですが、私は後々のことを考えて先に相談しておくことをおすすめします。

合わないならむしろ“祈られ”たい?

実際に選考に進むようになってからは、自分の優先事項や譲れない基準を整理し、面接では誇張せずにありのままを話すことを心がけていました。私が伝えた内容を踏まえた上で企業に合わないと判断されたのなら、むしろ断ってほしいというスタンスだったので、お祈りメールが来ても精神的ダメージはほとんど受けずに済みました(笑)。

また、選考と並行して気になる企業があればカジュアル面談などを受けるようにしていました。最初の志望度が低くても面接を受けてみることで「意外とこういう点は良かったな」とか「やっぱり嫌だな、原因はここだな」といった自分の基準を整理することができたように思います。

年収や休みの取りやすさは、もちろん大事!

今回の転職は、主に以下のような観点で企業を探していました。

①年収
ステップアップ目的だったので年収の条件を設けていました。
残業の少なさや休みの取りやすさ
仕事はもちろん、プライベートも大事なので、プライベートで何かあったときに都合をつけられるかもチェックしていました。
プレイングマネージャーとして働けるか
私は元々マネジメント指向ではあったものの、開発業務が全くない状態では現場が分からなくなってしまうと考えていたためです。

これらの希望やスキルセットが合っていたのがスマレジの求人だったので、さらにスマレジについて調べてみると、採用情報が充実しており、制度などもいろいろと充実していることを知りました。例えば、私は普段から「祝日はどこに行っても混んでいるし、平日休みっていいな」と思っていたので、祝祭日を好きな日に振り替えることのできる「マイホリデー制度」が個人的に刺さりました。

実際に、まだ試用期間中であった入社2か月後に早速休みをずらして取得。スマレジは有給休暇が入社半年後からの付与になるので、入社直後で有給がない状態でも希望の日に休みを取れるのはかなりありがたかったです。

その他、出勤時間についても8:00~10:00の間で時差出勤ができるため「ちゃんと働いていればプライベートの都合に合わせて融通効かせても良いよね」という思想が垣間見え、その点も好感でした。

活発なコミュニケーションの「良さ」と「伸びしろ」

入社後、私は開発本部のCTO室に配属されました。CTO室は特定のプロダクト開発にアサインされるのではなく、開発組織全体のさまざまな課題に対して柔軟に対応する部署です。

私の場合は、入社当初は開発効率の向上やエンジニアの評価制度の改良を目的とした、いわゆるDevOps分野のタスクに取り組みました。他のCTO室のメンバーからこれまでの経緯や社内の体制を学び、適宜サポートを受けながらタスクを進め、具体的にはGitLabなどの複数ツールと連携し、FourKeysと呼ばれる開発指標を出力するものを作成しました。現在もプロダクトの開発などを進めながら並行して取り組んでいます。

また、スマレジではリモートワークが可能で、私も基本的にリモートで働いています。ただし、完全リモートだとコミュニケーションが難しいと感じるため、会議がある場合はできるだけオフィスに出社して参加しています。

社内ではSlackが活用されており、各プロダクトやチームに関わるチャンネルはもちろん、業務後にボードゲームをするサークルのようなチャンネルや、個人チャンネルを作っている人も多数います。多彩な絵文字のリアクションで賑わっているのも特徴的で、カスタム絵文字には「なるほど」「素敵」「承知しました」といった便利な文字や、激しく動くアニメーションアイコン、そのときの流行りに乗ったものまで、現時点で2,000種類以上のカスタム絵文字が登録されています!

一方で、ここ数年で採用が進み、エンジニアの数が倍になっている反面、規模に対応する仕組みが追いついていないのも実情であり、今後解消されていくことに期待しています。例えば、先述のようにSlackが充実しすぎているせいか情報のストックの仕組みはやや弱く、新入社員を中心に“車輪の再発明”が発生していたり、マネジメント層への質問などの負荷が高かったりする点は課題です。そこで最近はナレッジ共有の仕組みづくりを提案し「やってみよう」という話になったので、現在改善中です。誰かが得た知識を必要なときに自由に引き出せるようにすることで、各個人の勉強の価値を上げつつ互いの知見を借りながら高い技術力までショートカットできるような状態を目指しています。

このように、スマレジでは柔軟な働き方が推奨されており、社内コミュニケーションの活性化知識の共有にも熱心です。個人的にも、今後もスマレジで働き続ける中で、新しい技術や手法を学び、さらなる開発効率の向上やエンジニアの評価制度の改良に取り組んでいきたいと考えています。また、自分自身の成長だけでなく、チーム全体の成長にも貢献できるよう、積極的にナレッジ共有チームワークの向上に努めたいと思っています。

終わりに

スマレジは、POS市場でトップレベルの実績がある老舗企業でありながら、柔軟な組織風土を兼ね備えており、プライベートと両立しながらエンジニアとして大いに活躍できるチャンスがある企業です。

転職活動について、私がアドバイスできることと言えば、自分が何を求めているのか、どのようなキャリアを築きたいのかを明確にし、それらに合った企業を選んでいただきたいということです。また、面接では自分の強みや経験をアピールすることもお忘れなく・・!今回お伝えした私の経験が、少しでも参考になれば幸いです。

私は今後もスマレジでエンジニアとして精進してまいります。この記事を読んでくださった皆さまが、素晴らしいキャリアを築かれることを心から祈っております!


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