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【製造小売業 事例】ロジクラで受注~出荷の作業が週に30時間以上削減!売り逃しもなくなり年間売上UP!

こんにちはスマレジ・アプリマーケット運営担当です。

今回は在庫管理にロジクラを利用してShopifyとスマレジの在庫を連携し、顧客管理はLINEミニアプリ連携【会員カード・スマレジセグメント】パックをご活用中のRGC株式会社(琉球ガラス村)の営業部 當眞(とうま)様にお話をお伺いしました。


RGC株式会社(琉球ガラス村)が構築したオムニチャネル戦略

沖縄県内最大級の手作りガラス工房
「琉球ガラス村」

基本情報

平和祈念公園やひめゆりの塔が有名な糸満市(いとまんし)にある琉球ガラス村は、沖縄県最大の手作りガラス工房を構え、職人による1品1品手づくりの製品の店舗販売や卸販売を行っています。ジェルグラス作り、アクセサリー作りなど体験教室やワークショップの種類が豊富で、観光客の方にはもちろんのこと地元の方にも親しまれている人気スポットです。

観光客にも地元の方にも愛される「琉球ガラス村」

観光施設も兼ねているので、沖縄への観光数が多い時は来客数も多いですね。
具体的には、2月から春頃は大学生の卒業旅行もあり、20代の方が増え、夏やシルバーウィーク、年末年始はファミリーが多いです。地元のお客さんだと30代以上の方が多いです。
コロナ禍で来客数が激減した時期は、とにかく県内の方々に来ていただけるようにフォーカスし、売り場レイアウトを変更したり、県内の方が好む商品の比率を大きくしました。
また、月に1回、地元の農家さんとコラボレーションしてマルシェやフードカーを出したり、ハンドメイドの個人作家さんを呼んだイベントを開催したりして、「地元の方が遊べる日」というのを明確に設けています。その中でガラス製品なども紹介しています。

イベント情報は琉球ガラス村公式サイトをご確認ください。

2022年度 グッドデザイン賞受賞
「mado」シリーズ
沖縄の緋寒桜をイメージした
「琉球桜」シリーズ

工芸会社ゆえの在庫管理における苦悩

■一点ものアイテムが多く、在庫管理のルールが整備されていなかった

自社生産品を販売していて、アイテム数はスマレジに登録しているだけでも5万点以上あります。工場では毎日、グラス、お皿、壺など一点物含め、色、形、模様も様々な製品を作っていて、グラスだけでも1日に200〜300個ほど出来上がります。その他にも当社グループ会社のベトナム工場で作った製品を仕入れており、取引先からのご注文と、5店舗ある自店で売れる分を合わせると1日に600〜700個売れています。
スマレジを導入する前までは、基幹システムを10年ほど使っていたのですが、分析機能を使えていなかったこともあり、「現品〇〇円」という名前のバーコードがたくさんある状態でした。そうすると、 個数は数えているけれど、商品の区別は出来ていないので、在庫管理は全くできてない状況でした。

■廃盤商品の注文による売り逃しが発生

おかげさまでお付き合いが長い取引先さんがたくさんいらっしゃいます。手作りなので、取引先から製品に対するご要望をいただければ、ご要望に合わせて製品を作っており、その結果若干サイズが異なるなどのバージョン違いの製品がかなりの数発生していました。
その在庫を抱えたまま取引がなくなったり、いつの間にか注文されなくなったりということもあります。
また、お客様が古い紙のカタログを見て、 すでに廃盤になっている商品をFAXでご注文いただくこともあったり、卸先の沖縄県内のお土産屋さんや工芸品店に古い商品が売れ残っていて同じ商品を注文したいというご要望などもいただいていました。
取引先も全体で250社ほどあり、ない商品の代わりに代替商品を提案することもなかなかできていませんでした。そのため、せっかく30万円分のご注文をいただいたのに、実際に商品があったものだけを販売して10万円分になってしまうということが積み重なり、多額の売り逃しが発生していました。

スマレジやロジクラの利用に際して刷新した社内ルール

もともと在庫管理がされていなかったので、「手作り製品の在庫が24万点ほどある中で、規格も微妙に違うものを同じ価格で販売して良いのか」という値付けのところから見直し、商品名や商品バーコードを区別し、倉庫での商品の置き場所もルール化しました。他にも、販売先、商品情報、入荷情報や取引を漏れなくスマレジに登録することや、取り置き期間不明のものをどのように扱うかなどのルール作りを3年かけて行い、やっと来月一通り終わる予定です。

Shopifyとロジクラを導入することで毎週30時間以上の工数削減に

取引先からはFAXやお電話ではなく、Shopifyからご注文いただくようにしました。
ロジクラを利用する前は、FAXで廃盤商品をご注文いただくことがあり、その商品のお渡しはできなかったため売り逃しに繋がっていました。ロジクラ導入後は、在庫がある商品をShopifyに表示できるため、廃盤商品を注文されることがなくなり、その分他の商品をご注文いただけるようになりました。売り逃し発生の防止に貢献することを期待しています。

また、ロジクラの機能としては受注〜出荷するまでを利用していて、これまでのアナログなオペレーションもかなり簡素化されました。

ロジクラヘルプセンター(https://support.logikura.jp/hc/ja/articles/4414934725145-1)より引用
ロジクラ導入Before/After

こちらのオペレーションに変えてから1取引先1時間ほどの工数削減となっています。毎週必ず注文してくださる取引先さんが30社あるので、週あたり30時間は確実に削減できています。
それ以外にも年に1回以上注文いただく取引先さんが100社以上あるので、年間だとものすごい時間が節減されることになりますね。

今まで伝票の打ち込みに使っていた時間を、商品の提案や新規案件のケアに使えそうだと、営業担当の反応も上々です。

今後はオンラインとオフラインのポイント連携や予約受付、マーケティングにも注力していきたい

現在は倉庫とShopifyの連携は在庫のみを行っているのですが、今年度の棚卸が終わったタイミングで店舗とShopifyの会員情報をスマレジと連携させて、店舗で獲得したポイントをShopifyで使えるようにしたいと思っています。今後は、アプリマーケットでそういったアプリを探していこうと思います。

また、スマレジの取置き機能をうまく利用して予約にも対応していきたいです。
Shopifyには、在庫切れの商品の入荷情報をメールで通知できる機能があるので、そちらは便利に使っているのですが、予約注文ができていません。本当はお客様ごとに予約注文を受け付けて、入荷後すぐに梱包&配送するところまでご案内ができ、工場の生産スケジュールに組みこまれ、納期を守れる生産体制の構築までしたいと思っています。これが第2フェーズで目指しているゴールですね。
その後は、マーケティングに力を入れていきたいです。
実は今、LINEミニアプリ連携【会員カード・スマレジセグメント】パックも活用しています。店舗で体験型のサービスを体験したり、商品を購入されたお客様に対して、お会計時にレジにおいてあるQRコードのPOPをご案内して「すぐ使える500円オフクーポンを発行しているので安くなりますよ」「体験ゲームが1回無料でできますよ」とお声がけしてお友だち登録をしていただいています。

イベント情報やお得情報を配信する
「琉球ガラス村公式アカウント」

去年は蔦屋書店さんの中でのポップアップがあったりと、全国各地で当社の商品を目にしていただける機会がありました。LINEミニアプリ連携【会員カード・スマレジセグメント】パックで、沖縄県外でのそのような機会には、エリアを絞った配信や問い合わせ対応などもやっていきたいです。

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