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最近のゲームと昔のゲームの違い

そんな目を三角にしなさんな
あなただって子供の頃にテレビゲームをしていたでしょう?
ゲームなんて止めれば止めたぶんやりたくなってしまうもの
時間を決めてやらせてあげれば良いじゃない。

中にはそんな寛容な考えをお示しな親御さんも
いらっしゃるかもしれません。
しかし時代は違います。
昔のゲームと違って、今のスマホゲームは
さまざまな問題点を孕んでいます。

問題点は大きく分けると3つ
(1)ゲームに「終わり」がない。課金にも終わりがない。
(2)妙な連帯感と責任感が生まれやすい。
(3)30分とか時間を決めるやり方では満足ができない。

(1)ゲームに「終わり」がない。課金にも終わりがない。

まずゲームに終わりがありません。
昔のRPGは何百時間とやっていれば必ず終わりが訪れました。
しかし終わりません。延々続きます。
そして昔は最初にゲームソフト代を払えば終わりでしたが
今は都度課金を要求されます。
「これさえあればトップに立てる」という時に
(逆にいうと課金なしではトップに立てないような手立てをしている)
「これ」が目の前に、絶妙なタイミングで
かつ、手に届きやすい値段でぶらさがって来ます。
それが今のゲームには必ずあって、その欲望を封じるには
子供の心は(いや大人でさえ)成熟していません。
そして「それ」を手に入れて「トップ」になれた時の快感は
おそらく麻薬でいうところの「ハイ」状態化ですよね。
SNSで自慢もしたくなるし、自慢された周囲は羨ましくもなる。
その「トップ」は実態のない、課金に裏付けされた虚しいものでしかないのに。

(2)妙な連帯感と責任感が生まれやすい。

怖いのはこれです。
大抵のゲームには「グループに入る」という機能がついています。
中には招待すると特別なものが貰えちゃうとかがあって
これで友達が友達を沼へ引きづりこみます。
これが終わりの始まりです。
ゲームの中では友達に会えます。
なので「今夜2時に●●な」などと言って
布団の中でゲームの中でリアルな友だちと共闘しているなんてことも。
さらにはゲームによっては役割分担が生まれ、
リーダーの元、一丸となって闘うべく
「自分が行かないと!」という使命感が生まれてしまうので
抜けられなくなります。
本当これきっつい。
何かをギフトされればギフトし返さなれければという義務感も生まれるし
そうして生まれた連帯感が楽しくて仕方がなくなっちゃうと
現実より、そっちの自分の方がカッコ良く思えちゃうなんてことも。
やばいですよね。マジで。

(3)30分とか時間を決めるやり方では満足ができない。

ダメって取り上げちゃダメ。
時間を決めてやらせてあげるべき。

なんて今のゲームでは通用しません。
やりたい時間は親が決めるものではありません。
運営の「イベント開始時間」が決めます。
そして30分だけ、1時間だけなんてレベルではできない。
20時とかくらいのタイミングで
急いで我が子が自分の部屋に駆け上がって
しばらく出てこなくなったら
大体はなんかのゲームのなんかのイベントが開始しています。
そういう時に部屋に踏み込めば
なすすべもなく、
まーだいたいは現場を差し押さえることはできるんですけどね。
そんな感じでイベントファースト。
「何分やったら何分ね」という約束は
多分今の時代では通用しにくいかもしれません。

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