森を作りたいと思ったんだ

ある聞いたお話。

「あのね、あのね。」
「なんですか。」
「聞いた話によるとね。」
「なんですか。」
「　お元気ですか。」
「聞いた話はどこいったのですか。」
「ヒトラーはね、」
「急に何ですか。」
「その当時の新しいテクノロジー『ラジオ』というものを使って、演説で人々を震え上がらせたんだって。」
「そうですか。」
「それでね、それでね。」
「なんですか。」
「チャップリンはね、」
「 ？」
「同じく新しいテクノロジー『ラジオ』を使って、人々に笑いを届けたんだって！」
「そうですか。」
「そしてね、そしてね。」
「なんですか。」
「今ね、いまね。」
「リビングですか。」
「違うと分かっていて言うのはやめてよ。」
「なんですか。」
「カレーには？」
「・・・。」
「…そういうところあるよね。性格的に、」
「難ですか。」
「あのね、あのね。」
「なんですか。」
「時は流れてね。」
「そうですか。」
「新しいテクノロジーの民主化の流れがやって来たんだってえ！」
「そうなんですか。」
「タイタニック号は？」
「遭難ですか。」
「沈没したよ。」
「何なんですか。」
「あのさあ、あのさあ。」
「何ですか。」

「深くふかく、息つける場所。
小鳥がうたい、遊ぶ場所。
森を作りたいと思ったんだ。」

「そうなんですか。」

「まだ迷っちゃう程、木々は生い茂っていないけどね。」
「そうですか。」
「さあ。コペル君、」
「ちがいますけど。なんですか。」
「君たちはどうふざける」

さぁ。次はこのテクノロジーで何をしようかな。
さあさあさあ。
またあそぼうねえ〜ヽ(*´∀`)ﾉ

やわらかく、
くだらなく、
さびないものを。
あわよくば、おもしろくをモットーに。

#小林栄

深くふかく、息つける場所。
小鳥がうたい、遊ぶ場所。
森を作りたいと思ったんだ。