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砂の嵐


 「砂の嵐」という題ですが、小説や映画のタイトルではありません。ましてや、湾岸戦争における「砂漠の嵐作戦」のことでもありません。

 昔のテレビでは、番組が終了した後、画面がノイズ状態になってたのですが、その画面を称して「砂の嵐」と呼んでいたのです。(ですよね。)


 なんで「砂の嵐」の記事かというと、実は、昨夜、久しぶりにテレビを点けっぱなしで寝てしまって、変な時間に目を覚ましたら、テレビ画面にはカラーバーが表示されてたんですよね。

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 そうなんです、地上波がデジタル放送になってからは、放送終了後はカラーバーが表示されるんですが、なんか深夜に目を覚ますと、「砂の嵐」状態になっているものと、いまだに思っちゃった自分がいるんですよね。

 それで「砂の嵐」について、いろいろ思い出しちゃったんですが、この「砂の嵐」画面って、自分にとってはちょっと怖いイメージなんですよね。 
 中には、「砂の嵐」を見てたら「精神的に落ち着く」や「赤ちゃんが泣きやんだ」って意見もあるんで、人それぞれなんでしょうが、私的には、ザーっというノイズ画面は、見てると不安になる感じなんです。

 いろいろ都市伝説にもなったりしてて、しばらく見てると、人の声がノイズに混じって聴こえたり、影が映ったり、謎の画像に切り替わったりと....
 まあ、「砂の嵐」画面を見続ける人は少ないと思うんですが、いろんな噂がありました。

 これって、多分、あの映画の影響だと思うんですよね....
 そう、『ポルターガイスト』って映画...


 自分に「砂の嵐」画面に怖さを感じるきっかけのひとつが、1982年のアメリカ映画『ポルターガイスト』(Poltergeist)で間違いないのです。

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 『ポルターガイスト』は、スティーヴン・スピルバーグ製作、トビー・フーパー監督のSFXホラー映画です。
 内容はある一家が移り住んできた家が怪異に襲われるって感じなんですが、序盤で、幼い娘が、夜中に起き出して、放送が終了した「砂の嵐」状態のテレビと会話してる場面が出てくるのです。
 この場面が、ちょっと怖いんですよね~
 この映画以来、自分にとっては「砂の嵐」画面が怖いんです。w
 おかげで、きちんとテレビは消して寝る子に育ちました!

 この映画の姉妹たちが、早逝していったのも話題になった映画でした。


 その後も、ノイズ画面から何かが起きる場面がある映画が、時々ありますよね。
 ちょっと時代が進んでビデオテープとか出てくるんですが...

 デイヴィッド・クローネンバーグ監督の『ヴィデオドローム』だったり

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 鈴木光司さん原作、中田秀夫監督の『リング』も、その応用編です。

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 こういうイメージって、心の中に住み着くものだと思うんですよね、ふとした時に思い出してしまうやつ...
 昨夜、目が覚めた時に、画面が「砂の嵐」でなく「カラーバー」画面だったことに、ホっとした自分もいるんですよね~w。


 .... ところがですね。
 デジタル時代の「カラーバー」画面にも、いろいろな噂があったりするんですよ~
 時代が変わっても、やっぱ、そういう怖い噂は変わらないんですね。

 

 テレビはちゃんと消して寝る!

 これが、やっぱり一番なん .......  zzz