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『読書日記』

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読書に関して考えたことや、作家さんや本のことなどを書いています。
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固定された記事

自分らしい読書の記事について(投稿500記事の節目に…)

be one's self   自分の投稿も500記事を数えました。  "note" を書く中で、500記事はひ…

Small World
2年前
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時空系ミステリーはお好き?

 「時空もの」と称される作品たちがあります。  タイムトラベル/タイムスリップして過去や…

Small World
12日前
63

「百年の孤独」... みたいな本

 ガルシア=マルケスの「百年の孤独」が文庫化されたことが、イベント的に盛り上がってますね…

Small World
2か月前
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プロット万歳!(最近読んだ海外ミステリー)

 自分の読書の中で中心となっているのはミステリーで、特に本格ミステリー(探偵が謎を解くや…

Small World
2か月前
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同世代にお薦めのオースター本「ブルックリン・フォリーズ」

 この4月末に逝去したアメリカの作家ポール・オースターについての記事です。  note 内にも…

Small World
3か月前
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本に呼ばれるということ②(シェルビー・ヴァン・ペルトの「親愛なる八本脚の友だち」…

 本屋のいい所は、意外な本との出会いがあるとこです。  以前にも書いたことがあるのですが…

Small World
4か月前
82

スペインのミステリー(ハビエル・セルカスの「テラ・アルタの憎悪」)

 自分のささやか読書趣向のひとつに、「読書を通じていろんな国を訪れる」というものがあります。(個人的に「読書的世界旅行」と呼んでます。)  まあ、常にというわけではないんですが、本との出会いの一視点といった感じで、海外のミステリーを読みながら、いろんな地域を訪れるのは、とても楽しいことなのです。  そんな自分が訪れていなかった国の一つがスペインだったのですが、今回、無事に訪れることができたので、その報告なのです。 +  +  +  +  +  +  さて、今回、手に取っ

我が町のSF小説(間宮改衣の「ここはすべての夜明けまえ」に寄せて)

 ちょっと変わった読み味の本に出会いました。  それが、今作でデビューとなる間宮改衣さん…

Small World
6か月前
108

ディック短篇集ガイド(私の愛するディック本②)

 SF界の "鬼才" と呼ばれる作家、フィリップ・K・ディックに関する記事を書いています。 …

Small World
7か月前
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アーティストが手がけた絵本の話

 絵本って、見てるだけで楽しいんですよね~  もちろん「お話」の方も大事なんですが、”絵…

Small World
7か月前
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私の愛するディック本

 映画「ブレードランナー」や「トータルリコール」などの原作者として知られるフィリップ・K…

Small World
8か月前
124

今年読んだ「新作ミステリー」(読書回顧2023)

いつもながら、一年が経つのは早いです。  大好きなミステリー小説の年間ブックランキン…

Small World
9か月前
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ミステリと呼ぶ流れ(トム・ミードの「死と奇術師」)

 駄洒落なタイトルにしてすみません。  公開中の映画「ミステリと言う勿れ」に関する ”note…

Small World
11か月前
91

続々・厚い本の話(百鬼夜行シリーズの最新作に寄せて)

Thick Book Ⅲ  いまさら言うことでもないんですが、自分は "厚い本" が、けっこう好きなんですよね。  その "厚い本" について記事も書いてるんですが、今回はその第3弾なのです!   "厚い本" を紹介するだけの記事なんですけどねw  最近、本屋に行く機会が少ないせいもあるんでしょうが、あんま "厚い本" て見ないんですよね~。  もちろん、600頁超ぐらいの本は、それなりに見かけるんですが、800~900頁級になると見ないんですよね~。  単行本でそ