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『映像視聴室』

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私の好きな映像に関する部屋です。映画についてのアレコレはもちろんですが、その他、ドラマやアニメ、昔のミュージック・ビデオ、テレビCMなど、気になる映像を紹介します。
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#80年代洋画

80年代の"裏"ハリソン・フォードの記録

 今回は、80年代に青春を過ごした私たち世代にとって、間違いなくトップスターだったハリソン・フォードについて "note" します。  アカデミー賞なんかには無縁な俳優さんなんですが、そのニヒルな笑顔とともに、数々の映画で印象的な役を演じてきました。  近年でも、2015年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で 30年ぶりにハン・ソロ役  2017年の『ブレードランナー 2049』では 35年ぶりにリック・デッカード役  そして今年2023年の『インディ・ジョー

映画『バグダッド・カフェ』にかけられた魔法について

 『バグダッド・カフェ』は1987年に制作された西ドイツ映画です。(原題:Out of Rosenheim)  日本でも80年代後半からのミニシアターブームの中で話題になった "いい映画" のひとつなんです。  この映画を好きな人は多いんですよね~  『ニュー・シネマ・パラダイス』なんかと同じで、あんま悪口を聴いたことがないような気がします。  かく言う私も、大学時代に観て以来、その独特の映像やストーリーにファンタジーを感じた一人です。  まあ、今になって私が語る必要も

善か、悪か...(俳優クリストファー・ランバート)

Christopher Lambert  いろんな映画を観ていると、なんか偏愛してしまう俳優さんが出てきたりします。  自分がよく映画を観ていた80年代~90年代、妙に主演作を追いかけていた俳優さんの一人がクリストファー・ランバートだったりするのです。  この、何とも言えない ”面構え” のクリストファー・ランバートなんですが、この「目つきの悪さ」が魅力の一つなんですよね。  あまり善人に見えないんです…  はっきり言えば「悪人面」ですよね。  後に、あの ”アミバ”

私の10代を飾った'80s青春映画

the teen movie  けっこう映画好きだった10代の自分...  その10代で観た青春映画と言えば、邦画では、角川映画中心で、薬師丸ひろ子さんや原田知世さんの作品が印象深いのですが、洋画の方でというと、観た映画は限られてたりします。  洋画では基本、アクションやSF映画を好んで観に行っていたので、”青春映画” になると、少し足が遠のくんですよね~。  もちろん、サントラが大流行した『フラッシュダンス(1983)』や『フットルース(1984)』、『トップガン(

砂の嵐

 「砂の嵐」という題ですが、小説や映画のタイトルではありません。ましてや、湾岸戦争における「砂漠の嵐作戦」のことでもありません。  昔のテレビでは、番組が終了した後、画面がノイズ状態になってたのですが、その画面を称して「砂の嵐」と呼んでいたのです。(ですよね。)  なんで「砂の嵐」の記事かというと、実は、昨夜、久しぶりにテレビを点けっぱなしで寝てしまって、変な時間に目を覚ましたら、テレビ画面にはカラーバーが表示されてたんですよね。  そうなんです、地上波がデジタル放送に

「ミステリー・トレイン」の最後に流れた映像は?

Mystery Train  「ミステリー・トレイン」は、1989年に公開されたジム・ジャームッシュ監督作品です。  ジム・ジャームッシュ監督といえば、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ダウン・バイ・ロー」など、洒落たモノクロ映像とオフビートな感じで、80年代後半のミニシアターブームの火付け役となった監督さんの一人ですね。  「ミステリー・トレイン」は、ジャームッシュ監督の ”カラー映画” であると同時に、永瀬正敏さんと工藤夕貴さんが出演することで話題なった映画

思春期♡に "観れなかった映画" と "観れた映画"

for younger audiences  ”note” する時は、自分の好きなものについて、当時、"自分の感じていたこと" を振り返りながら、記事にしていくことを基本にしています。  そんな自分が、中学~高校時代(80年代)に観た映画について語っていく時、避けては通れないな~って思ったのが「ちょっと”H”な青春コメディ」の話なのです。  今回は、真面目でスマートな自分のイメージ(←誰が言った?😀)とは違って、ちょっと”H”な映画について ”note” したいと思い