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読書記録:阿川佐和子さん"母の味、だいたい伝授”

本日は読書記録。
私は料理に関するエッセイや小説も読むのが大好き。

阿川佐和子さんはテレビでも見かけると、話をしている姿がとても素敵な方でお年より若々しく見える印象。そんな阿川さんの小説家でもあったお父さまがそれはそれはグルメだったそうです。子育ては今ではかなり問題になってしまいそうですが、、
そんな阿川家の食卓を垣間見れるのがこの本の楽しみ。
今回はコロナ禍に書かれている内容なので、当時も思い出しながら読みました。
衝撃だったのは牡蠣に5回も当たったのに懲りそうにも無いご様子。
私も牡蠣が好きですが、あたるのでは、、と恐怖心が勝ち、極力火を通したり、体調が良いときに生牡蠣は頂くようにしてます。風邪のノロウイルスで、救急搬送された苦い経験も脳裏によぎり、あの苦しみを考えると本当はちゅるんといきたいところを蒸しでもおいしいので大概は蒸したものをチョイス。
あたるのが怖くなると色々チャレンジできるのか!?と思ったり。


お母さまが亡くなる前にクリームコロッケをリクエストしたり、鶏飯や阿川さんが好きだった母の味のお話、グルメなお父さんが病院で最後まで食には関心があり、ウナギが食べたい、雑煮が食べたいと言えば病室まで持っていったお話。
食べる気力があれば家族も安心するのかも
最後の章のコロナ禍に亡くなったお母さまのリモート葬儀はボロボロと涙が止まらなかった。
弟さんが海外在住で、当時はまだリモートが手探りだったの事もあり、リモートお見舞いにリモート葬儀と新しいスタイルも病院、葬儀場の方達が前向きに受け入れてくれたから実現できたとのお話にも阿川家の家族の愛を感じました。
この年になるとそろそろ親の事が心配になってくるので、来る時が来た時に後悔しないように生きてほしいな。なんて思いを馳せたり。

他の作品も読んで阿川家の食卓私も伝授されたい!


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