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母と料理と思い出と


こんばんは。sayokoです。
小学生、夫、わんこ(ボストンテリア)と暮らしながら、都内でcafeを経営しています。オイシイモノコト研究家と勝手に名乗り美味しいものや食に関することを発信していきたいと思います。

皆さんはおふくろの味はありますか?
私はこれが母の味だ!っていうおふくろの味は少ないのですが、料理の思い出話はいくつか合って。今日は思い出の肉じゃがです。

母は父と結婚する前は自分で料理をする事はあまりなかった様です。
ペヤングの焼きそば好きなんだーといった話を聞いた時はびっくりしました。
なぜなら今は、これが健康にいいと言えば飛びつき、お正月は鍋で黒豆を煮て途中で蓋を開ける父を激おこする。
人が集まるとじゃんじゃん食べ物を出し、食べさせたがりの母なのです。

家族の健康を考えてくれてる母なので、お弁当はきんぴら、ひじきと絵に描いた茶色のお弁当。
塩は悪的に使わず味が無いとか。。

そんな母のありがたみを感じた一つとして子供が出来てからの話があります。
娘の手足口病がうつり手も足も湿疹が出て娘以上に辛く歩けないので立膝で歩く。
ご飯なんて作れないし、配達のものも食べたくなった。
主人は仕事も忙しい盛りだったので、俺にはお前の看病は無理だくらいに言われて、、

すぐに両親を呼び出し
"お母さんの料理が食べたい。。"と弱音を吐きました。
実家からうちは早くて1時間半くらいなのですが、すぐに手作り料理を作って駆けつけてくれました。
その時の料理が肉じゃがでした。
特に母の味ってわけでは無いのになぜか肉じゃが食べたいとワガママいって。

その味は薄味で、味も染みてなくて、ジャガイモもグズグスで。そりゃそうだ急いで作って来てくれんだもの。
でもこの肉じゃがが私にとっては本当にありがたくてありがたくて、色んなところに染み渡りました。家庭料理って見た目や味がちゃんとしてなくても、きちんと気持ちが届くって事なんじゃないかと今でも忘れられない思い出です。

皆さんは家族のどんな料理に思い出がありますか?
今現在、子供の為に頑張って料理を作ってるお母さん、お父さん、今は大変だけどいつか子供に伝わる日が来る事を願って、たまには力を抜いて日々の料理作りを一緒に頑張りましょうね!



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