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【lifestyle】青リンゴ

「青春とは人生のある期間ではない、心のありようなのだ」

アメリカの実業家で詩人のサムエル・ウルマンの『青春の詩』の一部です


私が建築の道を選択する際に最も影響を受けた建築家安藤忠雄氏曰く

"失敗を恐れることなく困難な現実に立ち向かう挑戦心
どんな逆境にあろうとも、夢をあきらめない心の逞しさ

身体・知性がいかに年を重ね、成熟しようとも、この内なる若ささえ失わなければ
人は老いることなく生きられるというのです

いつまでも輝きを失わない、永遠の青春へ
目指すは赤く実った赤リンゴではない、未熟で酸っぱくとも明日への希望に満ち溢れた青リンゴの精神です"


『兵庫県立美術館』や最近完成した大阪の中之島にある『こども本の森』に大きな青リンゴのオブジェが置かれています

これは安藤さんから今を生きる人々へのメッセージです


先ほども書きましたが、私は安藤忠雄さんに憧れて建築家になりたいと思いました

大学生の頃から安藤さんの本や雑誌、作品集をを買い漁り、読み耽ったり、講演会には欠かさず行き、可能な限り作品を見に行きました

住宅建築は、美術館とは違いプライバシーの問題でどこにも住所が掲載されていません

わずかな情報を頼りに、自転車でローラー作戦と題して、早朝の人が少ない時間帯から探し回っていました

やっとの思いで見つけても中が見れるわけではないので、こっそり隙間から覗いてはワクワクしていました

多作である安藤さんは全国で仕事をされているので北海道から九州、沖縄まで機会があれば建築を見てきました


安藤さんの建築家としての偉大さについては今後も書いていこうと思いますが

やはり、独学で文字通り世界のANDOとよばれるまでになった情熱が人々に影響を与えますし、その精神が建築からも感じることができます

私も青リンゴの精神で、いくつになっても青春を走り抜ける建築家になりたいと思います

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