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【architect】窓

建築にとって窓は大事な要素である
今回は窓について思うことをまとめてみたいと思う

といっても、掃き出し窓や滑り出し窓、はめ殺し窓といった窓の種類の使い分けや

窓ガラスの種類や断熱性能について熱く語るつもりはない


多くの日本の住宅において木造住宅の場合、既製品のサッシが使われる
最近は樹脂とアルミのハイブリットの枠のものや樹脂製の高断熱仕様のものもある

今回は鉄骨造やRC造は置いておいて、木造住宅についての窓を考えてみたい

日本の戸建て住宅の多くは木造である
木造の窓には先述の既製品のサッシを取り付けることが多い
木製の規制品サッシや造作のサッシももちろんあるが、圧倒的に既製品のサッシが多い

この規制品のサッシは半外付け型と言うタイプのもので外壁に鍔のついたハネを取り付けることで固定するものだ
雨仕舞いがよく水漏れの心配も少なく、機密性もよく、もう何十年も大きくは変わっていない
(メーカーさんの努力で、枠がスリムになっていることはありがたいが…)

ただこの半外付け型のサッシが日本の住宅をみな同じようなカタチに見せている原因ではないかと思っている

半外付け型のまどは壁に対して半分出っ張っているので、開口部に因縁ができず、のっぺりした印象になってしまう

↑パースはリクシルHPから引用しました

窓が外観に与える影響は大きいから窓のサイズや位置には気を配るが、窓自体のバリエーションがないからどれも同じように見えてしまうのだ

RC造の建築は陰影を残せるタイプも可能なのでメリハリのある開口が可能だ

↑安藤建築の開口部
サッシ感がない
サッシがある部分がクッキリ表現されている

木造でも工夫次第では見せ方を変えることは可能なのは分かっている

あくまで一般論としてであり、何か秘策があるわけではないが

僕は半外付け型のサッシが何とかならんかと常々考えていきたい

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