ペルナンブコ州の抱える問題 (1)
ここのところ何度かに渡って
とても素敵な観光地として紹介して参りました
ペルナンブコ州ですが、
「遊びに行くのは最高!住むのはNG!!」
な理由についてお話ししたいと思います。
...って、トップ画像を見れば分かりますね…。
そう、水がないのです…。
トップ画像は2017年のもの、
この時点で5年間ほとんど雨が降らない年が続いていました。
「そんなことは滅多にないのでは?」
と思われますよね?
それが実は...、
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私が子供の頃、学校で習ったのは、
ブラジルの北東部の内陸部、
「sertão【セルタゥン】」と呼ばれる地域は
半砂漠地帯で、
そのような状態になったのには
「pau-brasil【パウ・ブラズィーウ】」の密輸などによる
過剰な伐採が大きな原因とされる
ということで、
当時から干ばつに悩まされる地域だったのが、
気候変動も相まって、
近年半砂漠地帯が年々広がっているのです。
「北東部の内陸部 Sertão 地域」を意味する
「Sertão Nordestino」で画像検索すると、
こんな ↓ 結果が得られます。
ちなみに
レシフェの世帯当たりの日平均水消費量は 300 リットル程度で、
これ自体
国平均の 420 リットルを大きく下回っています。
しかも、これを所得別で見ると、
低所得者層は一人当たり20リットル/日程度で生活しているのに対して
高所得者層では一人当たり200リットル強/日という、
貧富の差による「水格差」も顕著です。
ある時、現地人のお金持ちの知人のお宅に行くと、
家の地下部分が巨大な水タンクになっていました。
いわば、大邸宅の布基礎部分を深く造って、
タンクにしているような形状です。
そして話を聞くと、
「2年以上もほとんど雨が降らないから、
計画断水で週に1日程度しか給水されず、
給水日にこのタンクに溜めて使うのだけれど、
うちは年頃の子供が3人もいて、
海で遊んで帰って来たからシャワー、
友達と出かけるから、その前にシャワー
といった塩梅で、
このタンクだけでは足りなくなることも少なくなくて、
その場合は給水車を呼んで補充するの」
とのこと...。
個人で民間の給水車一台分水を届けさせるのって、
当たり前ですが結構なお値段がするわけで、
水道料金より給水車による水デリバリーの方が高い
という状態が続く生活をされていました。
それが1990年代後半のこと、
水不足はそれ以降も深刻化しているのです...。
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一方、
観光客として
ホテルにのほほんと泊まっている分には、
ホテルに給水車が来ている時間帯は
大抵遊びに出かけていますから、
そんな不便さは一切感じることはありませんし、
ましてや、
何年も干ばつが続いているということは、
天候のことを一切気にせずに
遊びに行けてしまうということになりますから(OH!👏👏👏)、
そりゃあ、願ったり叶ったりなリゾートに違いありません!>苦笑...
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そんなわけで、
「水絡み」メインでレシフェについては
まだまだ話したいことがあるので、
もう何回か書かせて頂こうと思っています。
退屈な話になるかもしれませんが、
もし続きもお読み頂ける方がいらっしゃれば幸いです。
まずは本日の分について、
ここまでお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「やれやれ、こんな季節だからこそ、
悪いけれど雨が降らないリゾートなんて夢みたい!(笑)」、否、
「雨上がり 黒猫」はこたつぶとんさんの作品です。
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