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サンパウロの絵葉書の常連でギネスにも載っていて👻もいるw COPANビル! - その1

ブラジルはサンパウロ州サンパウロ市の中心街に、
50年以上に渡り
多くの人々を魅了してきた

Edifício COPAN

【エジフィッスィウ・コン】

というビルがあります。

サンパウロ州がここ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/サンパウロ州


州都サンパウロ市はここ。

https://pt.wikipedia.org/wiki/S%C3%A3o_Paulo

サンパウロ市の中心部、こと
セントロ(Centroントゥロ】は、
濃いめのオレンジ色のエリアの
ど真ん中の「SÉ」と書いてある部分を中心とした地域です。

https://www.centrodesp.com.br/mapa-do-centro-sp/

ちなみに「Sé」とは
「Catedral da  Sé【カテドゥウ・ダ・セー】」
(サンパウロ大聖堂:"Catedral Metropolitana de São Paulo")
のことで、

https://en.wikipedia.org/wiki/S%C3%A3o_Paulo_Cathedral


その前面にある広場が
「Praça da Sé【プーサ・ダ・ー】
(カタカナ表記:「プラザ・ダ・セ」)
といい、

その中央にある星印の真ん中に
町の起点であることを示すベンチマークがあります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Pra%C3%A7a_da_S%C3%A9

こちらがそのベンチマーク。

https://www.cedem.unesp.br/#!/noticia/392/marco-zero-na-praca-da-se-completa-85-anos


この地点がサンパウロの「起点」ですから、
サンパウロの住所は全て
道路の「プラザ・ダ・セ」に近い側から
番地が付けられています。

そんなサンパウロ市の中心街「セントロ」の
イピランガ大通り200番地(Avenida Ipiranga, 200)にあるのが

Edifício COPAN

【エジフィッスィウ・コン】

こと、
COPAN ビルです。

https://franks-travelbox.com/es/suedamerika/brasilien/edificio-copan-in-sao-paulo-brasilien/

上から見ると、
こんな「逆S字型」になっています。

https://www1.folha.uol.com.br/cotidiano/2019/11/depois-de-oito-anos-encoberto-por-telas-copan-vai-comecar-processo-de-restaurado.shtml

場所はこちらのマップの11番です。
(「プラザ・ダ・セ」は下部の5番です。)

http://www.sp-turismo.com/mapas/mapa-turistico-centro.htm


それにしても、このような
見たからに古くてうすら汚れたビル(笑)の
何がそんなに特別かというと...、

まず、
これをデザインしたのが

Oscar Niemeyer

現地読み:【オスール・ニエイエル】
日本語読み:「オスカー・ニーマイヤー

だということ、

32階建てのこのビルが、
築面積12万平米を誇り、
1.160戸(居住部分の面積は86,500平米)も有する
世界最大の集合住宅ビルとして
ギネスに認定されていること、

https://letsflyaway.com.br/sao-paulo-alto-edificio-copan/

1~2階は商業エリアで、
全長に渡り繋がっていますが、
そこから上の住居部分は
実は6つのブロックに分かれており、
28平米程度のワンルームから
200平米以上の4LDKのファミリー用アパートメントまであるため、
ブラジルでは珍しく
多階層の人々が同じマンションに暮らすビルであること、

70以上のテナントが入り得る店舗スペースがあるため、
生活がビル内で完結可能で
市立劇場を初めとするイベントスポットからも近いことから、
これまで多くの有名人もここに住んできたことなどで、

ブラジル人なら誰もが知り、

「人生一度は COPAN ビルに住んでみたい」

と、憧れる人も少なくない
魅惑のビルなのです!

ちなみにこちら ⇓ が

Teatro Municipal de São Paulo

【チットゥロ・ムニスィーウ・ジ・サゥンウル】
こと、サンパウロ市立劇場です。

https://pt.wikipedia.org/wiki/Theatro_Municipal_de_S%C3%A3o_Paulo

そんな COPAN ビルの住民には、
単身の学生なども多くいるのですが、

「自分で運転するのが嫌いだものだから、
外に一歩出ればすぐタクシーがつかまる
COPANビルは最高!」


という、
中年女性などもいれば、

COPANビル内に驚くべき
83室ものアパートメントを購入して、
賃貸兼民泊業を営んでいる人もいれば、

「子供の頃、親とサンパウロに遊びに来たときから、
いつか COPAN ビルに住むのが夢だった」

と語る弁護士の
レナッタ・フェルナンデス(Renata Fernandes)さん ⇓ や、

「6~7才の頃から住んでいる。
当初は父が小さなアパートメントを購入した。
徐々に大きい部屋に移っていき、
今は200平米強の2部屋をニコイチにして
COPAN最大の400平米強の部屋に住んでいる。
成人した息子も違う階に住んでいる」

という
写真家の
エジーノ・サビーノ (Edyr Sabino)さんのような人もいます。

COPANビルの自宅でインタビューを受けるサビーノさん
https://www.youtube.com/watch?v=ebUiYmGkCzc&t=431s
サビーノさんの「ニコイチ」物件
https://www.youtube.com/watch?v=ebUiYmGkCzc&t=431s

そして
その誰もが

「ここは一つの町だ」


と言い、

外部の人も、

「COPAN に住むってステータスだわよ!」


と断言するのです!👀

❇❇❇

そうは言っても、
2026年には「還暦」を迎える、
見たからに老朽化が進むビルのこと、

完工するまでの経緯なども今や歴史、

「👻話」だって
1つや2つではありません。w

なにせ人口5千人強の「町」なので、
1記事には到底収まり切らないのです。w

なので、
今後も(断続的且つ順不同になるかと思いますが)
何度かに分けて、

COPANビル建設の歴史や裏話、
お店や住民の紹介、
「👻」の噂や目撃証言等々、

サンパウロの町のあれこれも交えながら
お伝えしようと考えています。

まずはここまでお読み頂き、まことにありがとうございました!
次回もお読み頂ければ、なお幸せです!!


建設中の COPAN ビル
https://leite-com.tumblr.com/post/60860577511/edificio-copan



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