見出し画像

犬のイチモク、ニモク…ってぇのは、見事に本当だったという話


今先程フォローさせて頂いているマカピーさんの
こちら ↓ の記事を読んで胸が痛くなった Shiomin です。

ノンパン、可哀そう過ぎ!
家族の一員を失ったマカピーさんご夫妻も気の毒過ぎ!
涙が出てしまいました…。

と、同時に、ふと昔のことを思い出しました。

*****

ブラジルに住み始めてまもなく、
我が家に3匹の犬が住み始めました。

「えっ、飼い始めたじゃなくて?」

と?

そう、「住み始めた」が妥当な表現かと…。

というのも、こちら ↓ でも書いておりますが、

ポルトガル語圏の犬は(野良犬であっても)「温厚で無頓着」で、
アフリカは勿論、ブラジルの郊外や地方にも
飼われても飼われていなくもない「semi-野良犬」(笑)が多いのですが、

私達家族が住み始めたサンパウロ市の端っこの町にも
そういったワンコが多く、

我が家のお隣さんのところにも頻繁に「お邪魔」していた
犬の母子家族、

「Mamãe【ママイ】」(=「お母ちゃん」、この家族の母)、
「Diana【ディアナ】」(= 人間の女性の名前で家族のお姉ちゃん)、
「Lobo【ロボ】」(=「狼」、この家族の弟)

という3匹が、ウチに棲みついたのです。

名前は既に、この犬家族と一番「付き合い」があった
お隣さんの女中さんのネウザさんが
付けていたものです。

(そして読み仮名に癖を付けていないのは、
日本から移住したばかりの私達が呼んでいた名前に近付けたからです。笑)

お母さんのママイ
いつも冷静で教育熱心で、
全てを理解しているような...、「人」のような犬でした。

お姉ちゃんのディアナ
「こんな犬っている?」ってくらい
おバカでドジな犬。

エサを放っても、絶対口では受けられないし、
弟が飛び越えた障害物に躓くし、
おすわりもお手も何も覚えません。

弟のロボ
イタズラっ子で如何にも末っ子という感じの
犬らしい愛らしさのある犬で、
おすわりやお手くらいは覚えても、
さして「なんて賢い!」というタイプではありませんでした。

という三人組、否、三匹組で、
人間は皆、

「なんであんなに賢いママイのところに
あんなおバカな娘が生まれたかね?」

と首を傾げながらも、
我が家の裏庭をねぐらにして
ウチで安定した食事をするようになった3匹と
仲良く暮らしていたところ、

とある日本人の方が

「犬の顎の下の髭を見てごらんなさい。
1本だったら非常に賢い、
髭の数が増えるごとに賢さは劣っていく」

と教えて下さったので、

さっそく見てみると、

見事ママイ1本
ロボ3本!!!
そして、ディアナ4本~!!!!🎉🎉🎉

ちなみに、その後の人生で
結構多くのワンコの顎の下をチェックしていますが、

1本もすごく珍しいけれど、
4本というのは見たことすらありません。

そして、後に1本だとイチモク、
2本だとニモクと数えていくのだとも知りましたが、

事前に見なくても
しばらく「付き合って」いると、

この子は2本だろうな、こっちのこの子は3本だろうな、と
分かるようになり、概ねいつも図星でした!

*****

マカピーさんのところのかわいそうなノンパン、
ひょっとして4本だったんじゃないかなぁ~

と思いました…。

でも、もう確かめる術もなし…。

あ~、また悲しくなってきちゃったよ~!

画像2


*****

顎髭のこと、知らなくてワンコを飼っている方は、
是非顎の下を確かめてみて下さいね!

〇で囲んだところの髭の数です。↓

画像1


それでは、

本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!

ひなたぼっこ 子ねこと子犬

※ 「ひなたぼっこ 子ねこと子犬」はこたつぶとんさんの作品です。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?